I was stage gazer

星を追う

雪組・誠の群像 / SUPER VOYAGER!

誠の群像

土方歳三は鬼だった。

お話的に後半がちょっと駆け足だったかなーと。”鬼の土方”と最後まで各々の”誠”を貫いた者たちの話って感じだった。

望海さんは硬派なのにちょっとちょろい役がとても似合うし、希帆さんは中身がイケメンだから、女性だけど心が武士みたいな役でとってもお二人に似合う役だなーと思ったのは勿論、彩風さんの山南とか彩凪さんの勝海舟とかとても良かったし、煌羽さんは何役やってるの??って活躍っぷりだったしまなはるさんはバウ組なのにまなはるさんの幻を私も友人も見た(多分下級生に似てる子がいる)

あとすごく良かったのがあやなくんの沖田………!!!!!あんたすげえ良かった(CV 阿久津さん ©カンパニー)幕臣とか新撰組とかいうよりも土方さんを信じてついていってるようなイメージの沖田とっても良かった……!!人を殺したくないけど自分は人殺しだってちゃんと自覚があるような死の覚悟も抱えて少年なのにちょっとやっぱりどこか達観したところがあるようなそんな総司とっても良かった。土方さんとのやりとりも可愛かった……沖田が心のオアシスすぎて最高だった。

ところどころ笑ってはいけない誠の群像してしまうくらいにはいしだせんせーの演出にちょっとついていけなかったところが残念で、雪組は彩風さんと彩凪さんの役が絡む演技がとても好きだなーと思った。ひかりふる路でのダントン・ロラン夫人もとっても良かったけれど山南・勝海舟、榎本・勝海舟のシーンが本当良かった……!お二人の性質が全然違うから見てて楽しいんだろうな…楽しい

あと榎本さんの時の彩風さんがハイパー可愛い。ヒゲ可愛い。可愛い。

娘役さんたちのシーンがちょっと少ないなと思ったのと(新撰組からしょうがない)どうにも演出が噛み合わない(好みの問題)があるので……最近こういうところで演者の皆さんに申し訳ないという気持ちになってしまう。

 

SUPER VOYAGER!

全国ツアー版SUPER VOYAGER!

相変わらず野口せんせーの書く歌詞とそれを歌わされるジェンヌさんすごい!全ツ版で役割とか出番が変わった方達の新鮮さと大劇場から引き続き同じシーンに出演される方達の小慣れ感がいい感じにあいまって楽しかった!まちくんがワンオペのウェイターの仕事を辞めていたけど相変わらずあそこのクラブはブラックでした。眞ノ宮くんのマリアンヌはすごい攻めた髪型(アシメ)なのがすごく気になる…何があってそんな攻めた髪型になったの…。お芝居でもそうだったけど煌羽さんが大活躍でした。追加シーンの煌羽さんソロのお歌がめちゃくちゃ格好良くて格好いい…!格好いい…!あの曲また聞きたい…!希帆さんの追加シーンも格好良くてあと舞台装置がそんなに使えない分、せりあがりの登場シーンだったとこでとことこ歩いて出てくるのがめちゃくちゃ可愛かった。望海さんの衣装がグレードアップしてるとこがあってなんでそこグレードアップしたんだろう?って不思議で面白かった。とんちきだけどしっかりタカラヅカでやっぱりSUPER VOYAGER!は楽しい。ダイヤモンドショーの振り付けが変わってたり客席降りが多くなってたり、望海さんの掛け声が相変わらず面白くてしっかりネタ仕込んでくるところに望海さんの真面目さを感じてまた面白かった。

 

 

宙組・天は赤い河のほとり/ シトラスの風

天は赤い河のほとり

原作未読(多分昔ちょこっと読んだ事がある)くらいであまりにも忙しい人のための天は赤い河のほとりだけど、格好良いとことここやりたいってところはやるぜー!みたいな感じの格好良いシーンと重要なそうなシーンいれてみたよ☆ラブシーンは見せ所だからもちろんやるよ☆って感じの天は赤い河のほとりでした。

真風さんと星風さんのトップコンビお披露目っていう意味ではすごく良かったんじゃないかなと思う、すごく少女漫画が似合うトップコンビだったし真風のターン!まどかのターン!がくる感じ、あとまかまどのターンと芹香さんのターンとキキまどのターン。

タカラヅカで大劇場お披露目を見るのが4組目!でとってもお披露目公演らしい演目を見たなと思った。あとは星組のスカピンもお披露目っぽい演目。雪と月はお披露目にすごい演目持ってきたなーと改めて思ったけどどっちも好きです。

すごく格好良いなとおもったのは冒頭のアニメのOP感。さらっと全キャスト出てきてこんな人たちが出てきてどんなお話になるんだろうってわくわくしたし、芹香さんのラムセスが白、愛ちゃんさんの黒太子で対の振りがあっててマントをバサってするのがすごく格好良かった。

あとティトが可愛くて何回かティトーーーー!!!って心の中で叫びたくなったくらいにティトが可愛かったしいじらしかった。

本当ビジュアルが素晴らしくて漫画の世界の台詞をさらっと似合っちゃうのがすごく格好良かった。

今年に入って大劇場で見たタカラヅカポーの一族(漫画原作)→カンパニー(小説原作)→天は赤い河のほとり(漫画原作)なのでそろそろ原作付きじゃないやつが見たいかな…せっかくだから当て書きがいいなとちょっと思ったり多分その予定しばらくないな…

 

シトラスの風

ロ、ロマンチックレビュー。

久しぶりにタカラヅカらしいタカラヅカのショーを見た。全体的に真風のターン!って感じだった。あと芹香さんのターンも格好良かった。ただひたすらにタカラヅカのレビューだなあと思って見ていたから突然のハレルヤにびっくりしたしあそこのシーンだけなんかちょっとミサが始まったのかと思った。あと太陽を背にするまかぜさんすごかった。最初から苦手意識を持って見てしまっているのがとても申し訳なかったし、多分好きだなーと思うシーンもあるんだけどティト役だった愛海さんを探せゲームに勤しんでいました(そしてちゃんと見つけた)宙組の男役さんは足が長いな…みんなめっちゃスタイル良いな…っていうぼんやり思う事も楽しかったけどもっとちゃんと楽しめると良かった。

 

 

 

StarMacineProject・世界宙がえり

最近タカラヅカにかまけているのでもっとタカラヅカ以外のものも見なくてはと危機感を覚えて行ってきました。

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赤星さん*1可愛い。


www.youtube.com

 

一人芝居というよりは本当に一人パフォーマンス。一応出演者は他にもいるけどほとんどゲスト扱いなので、全編映像を使ったパフォーマンスでその使用している映像も脚本も演出も全部赤星さん作というオール赤星さん。

お話自体はすごくキャッチーで、不思議の国の赤星さん、っていう感じで朝遅刻しそうとか穴に落ちてしまって不思議な生き物に出会うとか自分の影と戦うとか、かたつむりに勝負を挑まれるとか、かたつむりに飲み込まれるとか、かたつむりの胃の中で全ての真相が明らかになる、元の世界へ帰るエンド。

お話自体もキャッチーで分かりやすいしでも幻想世界っぽい美しさもあり、何より赤星さんが可愛い(大事なことなので)赤星さんの一人芝居を以前に映像で見たことあって(一人芝居というよりパフォーマンスっぽくもあったけど)舞台の上にたった一人なのに飽きさせないというかすごく目を惹きつける魅力のある人だなと思ったんだけどやっぱり生で見てもすごく魅力的な人だなーと改めて思った。

一人芝居自体も好きだし、やっぱり一人で劇場の空間をすべて支配してしまえる人って好きだなと思った。何役も演じる一人芝居もあるけど今回はずっと赤星さんは赤星さんで周りの世界に翻弄されるだけなんだけど可愛かったのでずっと見てられる。

自分の魅せ方をすごくわかってる人がやっぱり好きだなーと再確認したし、また10月にも公演があるらしいので見に行きたい。

*1:赤星マサノリさん。初演TRUMPのクラウス・アレン。赤×坂というユニットもやっている。身体能力がめちゃくちゃ高くて何より可愛い関西小劇場のアイドル(勝手に思ってる)

取り急ぎBADDYは最高/月組・BADDY

本当は来週のチケットを持ってるんですが初日のBADDYの評判とあのビジュアルが最高すぎやしないか???何だこれは???となったので行ってきました。

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BADDYは最高だよ!!!!みんな見よう!!!!!!!!!!!!!!!!!

なんかてんこ盛りだし見終わった後にくみこーーーーーーーーーーーーーー!!!!!って演出家の上田久美子せんせいの名前を連呼したくなる気持ちになりました最高だよ久美子(先生)

BADDY

まずあらすじを見てくれ…

 舞台は地球首都・TAKARAZUKA-CITY。世界統一され、戦争も犯罪も全ての悪が鎮圧されたピースフルプラネット“地球”に、月から放浪の大悪党バッディが乗り込んでくる。バッディは超クールでエレガントなヘビースモーカー。しかし地球は全大陸禁煙。束縛を嫌うバッディは手下たちを率い、つまらない世の中を面白くするためにあらゆる悪事を働くことにする。彼の最終目標はタカラヅカ・ビッグシアターバンクに眠る惑星予算を盗み出すこと。しかし、万能の女捜査官グッディの追撃が、ついに彼を追いつめる!

月組公演 『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

www.nikkansports.com

まんまこの通りです!ピースフルプラネットに月から悪党がやってきた〜!それを追うグッディ!悪に侵されていくピースフルプラネット!どうなるピースフルプラネット!

楽しいし可愛い。本当にお衣装がさいっこうに可愛いしアイドルちゃぴさん…つよくて可愛い☆☆☆って感じだし悪くて格好良いたまきさんワイルドぉ〜なのがやだ、こんな人全然好きじゃないんだから…(好き)っていうグッディの気持ちになれる…(好き)もう本当にショーの華やかさと格好良さと可愛いさ〜〜〜〜〜!!!!!!!!ってなるんだけど言いたいことも言えないこんな世界じゃー!やりたいことをやらせろーー!みたいな訴えも感じるというか既成概念をぶっ壊そうぜ!みたいな感じもありつつ、でもひたすらに楽しいエンターテイメントで最高のやつ…

(私がみやさんのファンなので…)スイートハートみやるりかーーーー!!!!って感じで大変私が大変。スイートハートは性別スイートハートなのでスーツも着るしドレスも着るし格好良く踊るし男も女も虜にするやつ(最高)ガーターベルト…BADDYに俺のスイートハートされる時点であっこれはやばいというのを察したけどやばかったのでみんなBADDYを見よう

美しいものの前には性別なんて些細な問題だったね…

 

最高に楽しくて格好良くて可愛くて息をつかせる暇なく最後の展開まで含めて本当に最高のショーでしたトンチキじゃないよ!トンチキ楽しいもあるけどトンチキではい…BADDY最高だねってなってみんな帰ろう!!!!!!!!

持ち前の美貌を全て封印したポッキー(月城かなとさん)のドジっ子も可愛いしロブスターだし、囮捜査頑張る王子(暁千星)さんも可愛いしロブスターだし、オイスターになる光月るうさん(上級生)魚介です。千海華蘭さんはロブスター売ってます。

 

スイートハート⇄BADDY⇄GOODY←ポッキーから最終的にポッキー←スイートハートです。

入り組んでいる月組

 

トンチキで可愛い服装(本当にポップな色使いで可愛い)ばかりじゃなく黒燕尾もちゃんとあるんですよ!最高…!でもやっぱりビロード素材のスーツが最高に格好良い。

 

 デュエダンで宙を舞うちゃぴさんが最高だし本当デュエダン〜〜〜〜って感じだし最高…めちゃくちゃ踊るんですよ群舞もめちゃくちゃ格好良いんですよ最高ですね…最後のパレードも本当最高だった…好き。

虚構の劇団 / もうひとつの地球の歩き方

最近タカラヅカばっかり見てるな…と思って(TENTHはノーカンにされてる)小劇場のストプレを久々に。

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生きることに挫けたら、今ある地球を捨てて、もうひとつの地球を歩こう。
もうひとつの地球は過去にしかないのか。
それともネットの中なのか。あなたと私の記憶の中なのか。
それとも、どこかの未来なのか。

これは、記憶とシンギュラリティと天草四郎の物語

虚構の劇団 | 第13回公演『もうひとつの地球の歩き方〜How to walk on another Earth.〜』

最近話題になった小劇場の分かりにくいあらすじ!

シンギュラリティとは

その意味では、シンギュラリティを「AIが人間の知能を超えるポインaト」とする解釈も、そう大きく間違っているわけではありません。

あらすじを説明しないと分かりにくいけどあらすじがとても説明しにくいこの作品、

AIの天草四郎を開発している社員が事故に遭い記憶喪失に、と思いきや実は事故にあったショックで天草四郎の魂が取り憑いてしまっていて自らを天草四郎と名乗り、弱き人々を助けるための行動を開始する、そこに天草四郎役のオーディションを受けようとしている俳優が自分も天草四郎であると名乗りでて……

AI研究と生きづらさを抱える人たちの話みたいな事だった気がしている。

虚構の劇団は2016年の天使は瞳を閉じて以来(もう2年近く前!)劇団員の皆さまはちょこちょこ別のとこで拝見していて久しぶりに劇団で揃っているのを見ました。鴻上さんも久しぶりに見ました。虚構の劇団に行くともれなく鴻上さんからパンフを買えます。

シンギュラリティとか人工知能とかいう言葉がポンポン飛び交って新聞の投書欄の見出し(いじめ、ブラック企業、待機児童)を見せられているようなどこに救いを求めていいのかわからないみたいな結局のところ信じれば救われるって事はないんじゃないか現代人にはみたいな事を思った。

天草四郎は結局のところ史実でも架空の存在なんじゃないかと思ってしまったけれど、信じたい救われたいものがその先に作り上げる理想の姿。そういうものをうまく作り上げられなくなってしまったのかなみたいな事を感じたり。

中盤あたりの天草四郎に救いを求める人たちのくだりがコミカルなのにしんどくて新聞の投書欄の見出し、本当に毎日ああいう文字を見かける気がする。生きづらい世の中でどう生きればいいのか悩む人たち。自分もそういう人の中に含まれるのでは?と思うけれど。

どうやって終わらせるのかな〜と中盤から思っていたけれどそういう終わり方なのか〜って言うのも(記憶を取り戻す、元サヤに収まる)このお話から自分が読み取れたものを反芻するにもなんだか難しいな〜…

劇団員の皆さまの絡みというか小野川さん秋元くんがカップルなのあぁ〜ってなっちゃうし(赫い月を思い出す)、みっちーさんとひかりさんがニコイチなのも可愛くてニコニコしちゃう(天使は瞳を閉じてでもニコイチな役だった)

天草四郎の説明パートを天草四郎を演じるために勉強中の役者(みっちーさん)に説明するマネージャー(ひかりさん)というのも無理がなく天草四郎の説明を入れるパートとしてうまいなぁと思った。

 天草四郎について作中でだいぶ解説されるのでにわかに天草四郎に詳しくなるし、天草四郎とは虚像だったのではないかという気持ちになった。色んな人がイメージする天草四郎がいるけれど本当の天草四郎はいない、革命期というか世の中を変えようとした時にそういう心の拠り所となる虚像にすがる事が必要になるのかなとか。それは宗教みたいな事でもあるなと思った。

とりあえず色んな要素がこんがらがって紐解いていくのも難しい感じ。

AIにどれだけ知識を与えても人間らしくならないのはAIが恐怖を感じないからだという話が面白かったしAIは神を越えようとしている主義を持つ新興宗教団体がAIプログラムを破壊しにくるのもなんだかテロ行為みたいなあれの喩えなのかなとか思ったり。そういう細かい部分を紐解くと面白いのかなと思いつつ私には分かりやすく引っかからなかったかなというのが正直なところ。

観る作品と受け入れる自分の精神状態とかそういううまくかみ合わないんだろうなっていう部分があると残念だからもうちょっとフラットな気持ちで見たい…

 

 

 

 

TENTH第3週 天使はこの森でバスを降りた

とうとうTENTHも第3週〜!クリエお祭り月間もそろそろ終盤という事で一足お先にマイ楽を迎えてきました。

 

天使はこの森でバスを降りた

有名な映画があるという事でハートフルなヒューマンドラマなんだろうなって泣かせにくるやつなんだろうな〜そういうの苦手なんだよね〜という先入観がめちゃくちゃあり…今回見るダイジェスト作品の中でも1番苦手なタイプの作品かもしれないなぁと思って蓋を開けて見たら凄く良かった…すぐ泣かせにくるお話だと決めつけてごめんなさい。ダイジェスト版で作品それぞれに作品の持つパワーを感じつつどうしてもダイジェストでやる事の難しさを感じてしまっていたけれどダイジェスト版の演出としても1番好きな作品でした。再演して。

shiningを歌う深い森の中がすごく美しくてクリエのサイズ感だから出来る演出で本当に良かった。

TENTHでダイジェスト版を上演した3作品がそれぞれ"家族"とか"マイノリティ"を扱った作品でクリエのホーム感とこういう作品はクリエででしか出来ないって言うこだわりを感じたので本当に再演を望む…

1番初めに行ったクリエはRENTの前に行っておこうと思って急に行った"SONG WRITTERS"だったり"RENT"で何度かお邪魔していたりここ2年観劇始めはクリエから〜なので思い出のいっぱいある劇場になっていて、シアタークリエ10周年おめでとうございます!最近お向かいの劇場に行く事も増えたのでまたシアタークリエにも気軽に来れちゃうね!の気持ちです。これからもクリエで見たいって思う作品がたくさんありますように〜!

 

2部

RENTとZANNAの週ですね!!RENTは歴代キャストのドリームキャスト感がある。上演当時には見られない組み合わせ。諸事情で(向かいの劇場に行く予定があって)ZANNAの1曲目を聞いて離脱せねばだったのでほとんどRENTコンみたいな感じで見てしまって…申し訳ない…。

藤岡ロジャーを初めて拝見したんだけどすごく意志の強い正しさのあるロジャーだなあという印象でとても新鮮だった。引きこもりなのか?という強さ、自分の意思で引きこもってるんだろうな…。言葉のアクセントの置き方の強さみたいなのも感じた。村井マークとの掛け合いのあるwhat you own もソニンミミとのぶつかり合うanother dayもジェニミミとのwith out you は本当に切なくて良かった…

本当に何にも代え難いくらいに村井さんのマーク、が存在としてすごく大きいなぁというのも感じて、きっとこの先村井マークを見られる事がないのかもしれないみたいな感傷的な気持ちになってしまったけれど、村井マークにもう1度会えて嬉しかった。これ以上観るとあの夏から帰って来られない気持ちになるくらい1度でも色んな感情が込み上げてきてしまったから私のTENTHは終わりました。

久しぶりに家族に会えて嬉しくてはしゃぐ弟(末っ子ではない)みたいな村井さんがめちゃくちゃ可愛いかった…RENTはファミリー。お姉ちゃんたちに遊んでもらいたそうだった(ジェニファーさんに無駄に絡む)

まだTENTH自体は31日まで上演があるので最後までクリエのお祭り騒ぎを出演される皆様も観劇される皆さんも楽しめますように〜!

幸あれ〜!(1週目の新納さんを2週目の伊礼さん、3週目の村井さんが引き継いでいるのが面白い)

TENTH 第2週〜ニューブレイン

早いものでTENTHももう2週目が終わって3週目が明日からですね……早いTENTHを見に行ったつもりがひかりふる路を見てTENTH見てひかりふる路見てたのでどっちがメインか分かりません…ひかりふる路の話はもうまともにできないのでしません。

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ニューブレイン

あらかじめサントラを借りて予習していたけどその時の印象が子供番組??脳の腫瘍??ゲイカップル??だったのが見た後は蛙??お母さん??看護師??ホームレス??神父??という感じでした。全く分かってない。というかニューブレインについての印象がこのキャストをよく揃えたなと思うくらいの濃厚すぎるキャスティング…歌もお芝居もダイジェスト版でかなり省略されていて読み取れるのはニュアンスくらい、に突っ込まれるこのキャスト濃ゆい濃ゆすぎる…このキャストを揃えられるクリエ10周年すごいなって感じでした。いや本当お歌が最高でした…ストーリーよくわかんなかったけどって感じ…脳に腫瘍ができて手術することになって恋人との事だったり、仕事の事だったり、家族の事だったり色々考えたり悩んだりするシーンがある事はわかるけれどどうしても!尺が!足りません!そして挟まれるカエルみたいな…輪郭が上手くつかめない感じダイジェスト版ではもったいないこのキャスト揃えたんだからちゃんと上演して欲しい…あまりにも駆け足…

 

第2部

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セトリはGOLD,アンナカレーニナ,ブラッドブラザーズ,天使はこの森でバスを降りた,YGCBからそれぞれ。

天使はこのバスで〜は3週目の先取り出し藤岡さんが参加されないそうなので聞けて良かったな〜!なんていうか柔らかくて清々しくなるようなそんな印象の曲だったかなぁと。作品自体の雰囲気もそんな感じなのかな。

YGCBは16日と曲を変えてきたらしくてKITEも聞きたかったけど精神分析になっていたようで。YGCBキャストってもしかしてTENTHでるキャストの中でも若いチーム??もしかして最年少がいる??(田野ちゃんさん)周りのお兄さんお姉さん達から大変可愛がられているというか8~6歳の子供達でもあるし、大人に囲まれて柔らかい雰囲気を出していたのとか大人達がにこにこと見守っている感じが凄く新鮮だった。YGCBの世界には大人が存在しないので。大人に囲まれるとこんな感じなんだな?っていう。YGCBキャストの子供感もさらに際立つわけで、とても良かった。