I was stage gazer

星を追う

20160319 ピアフ

今度また再演があるらしいので〜2016版のエディット・ピアフ

enterstage.jp

 

赤い幕に劇場のセットの様な枠組み、一部燃えて欠けてる部分がある両端に椅子。イメージ的にはオランピア劇場とかそういう感じかなぁと。

マイクが中央に置かれて司会の人が出てきて喋る、幕の間からピアフの手がにゅうって出てくるこの手の演技、それだけでもう最高過ぎて…この演出何度か出てくるけどこれ本当に素晴らしい…光の元へ、ステージを目指して手を伸ばす感じがとても好き。
10〜40代のピアフ、10代のピアフはじゃじゃ馬って感じ。1幕だけでもすっごい濃密。リトル・ルイにちょっときゅんと来た。
薔薇をぐしゃあって散らすの凄く印象的なんだけどあれは何なんだろうか。後半のシャルルの薔薇を捨てたのと対比っぽくて好き
オーナーがゲイなの笑ったwからの殺されるシーン、間接的に見せてくるの本当にいい演出…!!ピアフの表情だけで絶望!みたいなの!凄く良い


(2幕)リュシアンがすっごく可愛いくて可愛いお尻…本当本当…にゃーっていうのも可愛いくて本当ピアフの崇拝者みたいなのもいい…ひざまづいて足を触るみたいな…マダムって呼べ、セックスの時も?セックスの時は余計に、みたいな会話も好き
ピアフが淋しいって言うシーンとても好きだし1人になるシーンの度にはらはらする愛に生きるけど孤独なのだ。マルセルを喪った悲しみに耐えられなくて次を用意しておくのが。
与える愛とか捧げる愛とか本当に色んな愛があってとても良かった
みんなピアフの事を凄く思ってるし愛してるんだよな…でも愛は喪うものなんだ…
1幕は路上から駆け上がっていくピアフ、二幕は頂点からだんだんと落ちていくピアフって言う構成で二幕のとっても胸が痛い感じとてもすごい・・・
何度も何度も薬打つシーンが・・・どうしても舞台に上がるため、なんだろうけども
マルセルといちゃつくピアフめっちゃかわいいマルセルが本当の愛をおしえてくれたのだろうかという感じがする。後のピアフは与える愛なのかなって
シャルルのためにシャルルを拒んだのに速攻若いギリシャ人に食いつくのワロタww
ドイツ人兵がとってもコミカルでいいなあ・・・なんなんだあの人たちはww
とっても濃い時間であったし本当に次から次へと恋人入れ替わるからひとり一人の印象どうしても薄い。ピアフの物語だからと思うと。それで良いのかもしれないし。


マネージャーのルイとの最初のやり取り可愛かった。
帰れソレントへの爆発力・・・雰囲気がすごい荘厳な感じにそれまでのカウボーイ爆笑ものだったのに鏡の前でピアフになるシーン、”ピアフ”でいなくちゃいけない、だなあって何があっても劇場に立つときはピアフじゃなくちゃいけない・・・ピアフであるために・・・・薬を打つときのううううああああうううみたいな声がちょっと安心するみたいな感じがした。ピアフの歌また聞きたいなってあの弱弱しい姿を見てると本当に胸が痛くてどうしてもまた歌ってほしいってすごく感情移入してしまった・・・やはり歌ってこそみたいな・・・歌う事が生きる事だなと思ったし、まさに大竹しのぶがピアフだった。