I was stage gazer

星を追う

8/14は終わらない(赫い月感想)

エムキチビート第14廻公演 赫い月を見てきたからちょっとあとで編集するとして今の感想をざっくり残しておきたい。

 

宮城事件とゴドーを待ちながらを下敷きに、2人の男が待っている、待ちながら話をしている。

その側で祖父と孫、祖父はもう段々と色んな事を忘れていってる、孫の事ももう分からなくて。

孫は久々に祖父に再会して祖父から昔聞いた話を思い出していくみたいなお話。

もうとりあえず戦争モノがめちゃくちゃ苦手で、戦争体験の話もトラウマになるくらい

聞いたけど大体一般人の戦争体験で軍人から側のお話って知らないかもしれないという

のが事前に日本のいちばん長い日を見てから思ってた事で、

何で戦争を終わらせたくなかったか、それぞれに守りたいものは何だったかみたいな話

もまた考えたんだけど

ただの史実じゃなくて祖父(トウゴ)の話には一部妄想(ファンタジー)が入っていて、

どこまでが妄想なのかどこまでが真実なのかがわからない。

徒歩で月に行くには4278年かかる。

トウゴ太陽ではなく赫い月が登る、という妄想を掲げて

仲間と共に蜂起する。

太陽ではなく赫い月が登ると信じて8/14を終わらせまいとする。

トウゴが赫い月の妄想を語る相手が祐子内親王という皇族のお姫様なんだけど

祐子内親王は生後4カ月で亡くなっていてトウゴが想いを寄せるその相手は

妄想だと言うみたいなここら辺のお話ももうちょっと考えたいやつ…

祐子は戦後の微熱が見せた妄想…生きていてほしいと誰かに願われたから自分は生きて

いたんだと誰かと妄想した赫い月を目指さなければいけないから見た妄想…?

祐子が戦後の微熱が見せた妄想ってどういうことだろう?すべては自分を肯定するための、

というかそう思わないと生きていられなかったのかと。

生き残るものはいつでもつらいし、でも誰かに語られないと存在できないみたいな事は

とても好きだなと思う。生きることを肯定されるのはいつでもやっぱり幸せだなと思う

トウゴにとって幸せではなかったはずで忘れたかったのかもしれないけど

うちの祖母、叔母あたりも戦争経験者なんだけど絶対に話したくないと言って居たのを

思い出して、祖母から戦争の話を聞いたことがない。思い出したくないからって。

台本読んでたらもっとよくわからなくなったのであとから書き直します…

とりあえず野島さんの畑中健二と若宮さんの椎崎次郎がすごくニコイチ…

二人のやり取りがめちゃくちゃかわいい…

陸軍のくーでーたーを起こす首謀者みたいな役割なのにこのかわいさはなんだ…

あとつらいなと思ったのは航空士官?のウエハラ(梅津さん)みんながみんな”理想”の

基に生きてるんだけど彼は本当にまだ戦争というものを知らなかったんだなって、

人を殺したこともなかった。航空司令部?に行ったときに誰かいないのか?良かった

誰もいなかったとつぶやくのがつらい。死ぬために生きるみたいな、理想のために死ぬ

みたいなそんな選択しか出来なかった人たちが本当につらいしなんで戦争が始まったのか知ってるか?

みたいな話でうまく答えられないのも本当にその通りなんだと思う。

誰が始めたか、何のためにしてるかもわからない戦争を続けているし、あまりにたくさん

失ってしまってそれでもまだ守りたいものがあって。戦争に負けたらどうなるかとか

戦争が終わったらどうなるかとか考えられないくらい刹那の時を生きているんだなって

何が目的なのかも多分わかってるようでわからないというかただわかってるのは最後まで

戦わないといけない、とかそういう思い込みとか。

秋元くんはペダステぶりに見たけど本当に良かった…いや本当にキャストの皆さん良かった

山本くんはエムキチというか流石の劇団元吉。

あの役も本当につらい…守りたいものがあるんだよな…

アイワズライトを見てから長谷川あかりちゃんのファンなんだけど(にわか)本当に良かったあすかという名前が明日佳というのも明日に込められた希望なんだなぁって生きていく事への。

明日佳が不妊である事を不完全な人間って言うのをとうごがやんわり痛いところがあるのか?って慮ってくれるところが好き。

やっぱりよくわかって無いような気がしてあとで書き直す。

とりあえず序盤からめちゃくちゃ泣いて泣きっぱなしで終盤でさらに泣いて

カテコで顔をあげられないくらい泣いてしまったからもうちょっと冷静に見たい。

なんていうかエムキチはこれまでに経験したことのない感情の揺さぶり方をしてきて

どうしていいかわからない気持ちになる。どうしていいかわからない。

多分作品の解釈もそれぞれでいいんだろうなと思うし。