I was stage gazer

星を追う

I love a piano

一台のピアノとそのピアノに惹かれた作曲家とその恋人の話、って感のお話。40年をさらっと1時間半で綴るミュージカル。使われてる曲が全部既存曲というか、ある1人の作曲家の曲、らしい。このお話のために作られた曲ではないんだろうな〜って言うのを感じるとショーっぽい

公演詳細 | StageGate [ステージゲート]

ショーでいいのか?

作曲家が恋人にプレゼントするために作ってる曲がホワイトクリスマス、だったからこれクリスマスの時期にやればぴったりだったのでは〜〜!恋人と見るミュージカル!!!!!とか余計な事を考えてしまった。タイトル通りにいつもピアノのの側で物語が進んで行くんだけどピアノめっちゃ動かしてたから形はオルガン型だけど多分電子ピアノだろうなとか余計な事を考えていた。オールディーズというか古き良きアメリカ〜(ピアノは1926年生まれ)って感じの選曲で、すごく楽しかったけどミュージカルというよりショーとして見るのがしっくりくるかなぁって。物語がないわけではないだ随分さらっと進むから。恋人のサリーと出会い、別れ、ピアノを手放し、音楽家の夢を叶えて、戦争に行き、ピアノと再会したと思ったらサリーにも再会して、サリーにプレゼントするはずだった曲を完成させてプレゼント。

物語としてはとてもさらっとしていて、もっとガツンと起承転結が欲しいと思ってしまうんだけどショーでいいのかな?でも一応ストーリーはあるんだよって、って私がちょっと戸惑った。良い曲が多いし、ソシアルダンスもタップもあって本当に見所たくさんあって楽しい。禁酒法大恐慌、太平洋戦争(真珠湾攻撃)とかアメリカの近代史を辿る様でもあるし。

演出がYGCBの小林さんだからか、ところどころYGCBを思い出したりタップ指導がSHOWル・リアンの演出の本間さんと聞いてル・リアンを思い出したり。

お衣装も代わる代わる、レオンとサリーも男性キャスト、女性キャストがそれぞれの年代を演じる、ちょこちょこ挟まれる小ネタ(気づいたのは乳首ドリル、上沼●美子的な番組名)とかも細かい…細かい

男性陣は全員拝見した事がある、(むしろ上口さんと屋良さんを拝見したくて行った)女性陣は全員初めて拝見したのだけど樹里さんのコメディエンヌっぷりと流石の元ジェンヌっぷりが凄くてアダムスファミリーにもご出演される様なので楽しみ。

あと吉沢梨絵さんに目を惹かれた好みなのかな…ハンプトン(上沼●美子的な)がとても素敵だった。可愛らしくて。