I was stage gazer

星を追う

繭の中

グランギニョルを経てTRUMPを見たときに思ったデリコ家とフラ家についてちょっと振り返っておきたいというか、答え合わせのような部分もありつつ。

繭期でどうかしてる事には触れずにいてほしい。

グランギニョルネタバレ含みます。

まずアンジェリコ様に対して愛されない子供なんだな、と思ったのがあって。そのままのただの”アンジェリコ”として愛されてこなかった、そのままの自分で誰かに受け入れてもらえた経験がなかった、だから家名を振りかざすしかなかった。父上の様に〜もそうでなければ父親に愛されないと思ったんじゃないのか、とかでもどっかで母親か誰かには甘やかされて育っていて欲しい気持ちもあったけど。直接父親との関わりが希薄でも母親か誰かに父親の話を聞かされながら育ったみたいな。でもグランギニョル見る限りではそっちの線はなかったから、父親の愛情を受けながらそれでも愛されてないんじゃないかみたいな不安を抱えていた方が大きいのかなと。愛されてる事に自信がない様に見えるというか無条件で愛してくれる親じゃなかった印象はやっぱり拭えないかな。ゲルハルトがそう育てられた、みたいにとは言わないけれどやっぱり親からの愛情を疑いなく受けてきたとは思えなくて。グランギニョル後のゲルハルトも頑張って育ててたと思うんだけどいややっぱり乳母みたいな人がいて…とか。父親の事は大好きだと思うんだけどアンジェリコ様…家名だけじゃなくて父親自体も誇りに思っているとは思うんだけど、マリアみたいにずっと心のどこかで愛されていないのでは?みたいな疑念を持ち続けていたのかもしれないという気がする。血の繋がらない息子とはいえフラ家の血筋を守るためには必要だしゲルハルトなりに愛していたのだとは思うけれど、常に”フラ家”である事を意識させられてきたゲルハルトと、常に”フラ家”である事にしがみついていなければ自分の存在を確立出来ないアンジェリコ様を思うとなんとも言えいない気持ちに。こういうのも親の因果と言えるのか…。

だからアンジェリコ様にはラファエロが必要で自分を”フラ家”から解き放ってくれるような相手であってラファエロにとってはただの”アンジェリコ”それ以上でもそれ以下でもないから同級生に”様”づけで呼ばせるって本当に歪んだお坊ちゃん…相手より優位に立っていると思わないと自分が卑小な存在に思えて仕方なかったのかなとか…自分が愛されてないかもしれないって言う事にもしかしたら無自覚なのかもしれないど父親に直接ぶつかっていった事はなかったんじゃないかなと思うと束の間でも心安らげる相手を得たと思ったCocconで何があったのか気になるので早くお願いします。ダリちゃんとゲルハルトの様にラファエロにとってもアンジェリコ様ってお互いでしか分かり合えない存在だと思うんだけどラファエロが高潔で孤独であったのはずっとじゃないと思うんだよな…。

フラ家と対比になるのがデリコ家、というかウルだなと思って。すごく愛されて育ってる。どんな相手であっても平等に接するのはデリコ家の教育方針かな〜とかダリちゃんに育てられた子供だ〜という感じがする。ウルが全くひねくれたところがなく育っているのは愛情を受けてすくすく育った子供という気がしてラファエロとダリちゃんに反抗する態度を取れるのも愛されて育った証拠で、ウルにとってデリコ家って繭の様な暖かくて守ってくれる環境だったという気がして。その繭の中から出たときに初めて外の世界での自分(ダンピール)がどう扱われる存在なのかを知ったんじゃないかと。まあ目の前にその例がいるし(ソフィ)ダリちゃんもラファエロも決してウルの前でダンピールを差別する様な物言いなんてした事がなかったんじゃないかな。ウルがどの時点で自分の出自を知ったのかは謎だけど。ラファエロは厳格に、それこそデリコ家の家督を継ぐものとして〜の教育があったと思うけどウルは本当に愛情だけを受けて育ってきた感じがする。あの真っ直ぐに反抗できるあの態度は愛されてきた自信がないと出来ないよね…健康的だなあ。ラファエロももっと反抗的になれればよかった多分それが越繭に必要な事ではないのかな。多少父親の態度に疑問を持っている節もあるしちゃんと反抗できればよかった。デリコデリコ〜の台詞も今までそんなに言われてきた事なかったんじゃないかなとか。外に出て自分の背負う家名の大きさを知ったとか。それに縛られたくないって言えちゃう次男…まあウルにとっては縛られる必要のないものだったかもしれないけど。でもその家名を持ってウルを守りたかったダリちゃんの真意は全く伝わってなくて悲しい。

どちらも血のつながりのない家族に育てられた兄弟、という関係だけどなんかこうここを兄弟だと思うとなんとも言えない気持ち。アンジェリコ様自体がデリコ家に対抗する気持ちを持ったゲルハルトが急いた結果かもしれないというのも。ダリちゃんはすごく愛に満ちた人でゲルハルトはうまく人を愛せない人で、結局それは息子にもそのまま受け継がれているのでは。血のつながりはなくても本当に親子だなと思ったし、ゲルハルトとアンジェリコ様に関しては本当の親子になれなかったのかという気がして寂しい。まあ本当のところどうなのかわからないけど、

でもデリコ家で育たない方が幸せだったかも?という見方も出来るわけで、ラファエロがわれしゅごでなければ…とか。われしゅごでアンジェリコ様との確執があって、でラファエロも忙しい…アンジェリコ様との事はウルの事が関係ある気もするけれど…それならウルの事がなければラファエロはアンジェリコ様を救えたかもしれなくてそれこそダリちゃんとゲルハルトの様な関係性であれればよかったのに…

ダリちゃんが頻繁にクランを訪問してる節があるのはヴラド機関のお仕事もそうとして、アンジェリコ様の監視の目的も…?という可能性もあるのかなーと。はっきりとダミアンコピーにされていなくてもクランは鉄壁の守りの施設という訳じゃないからどっかから入り込んだり、脱走してという可能性もあってそこらへんも危惧していたのかなと。アンジェリコ様が実の父親から呪いを受けていた可能性もある訳で、ダリちゃん的に疑わしきは白だと思うけどそれでも気を配っていかなければならなかっただろうし。

TRUMPが台無しになる、という意味を考えてみたけどラファエロが守護したしようしたものが守る必要がなかったとか…?いやそれはダリちゃんが守りたかったものだから守る必要はあったと思うけどTRUMPには悲劇の引き金となるものがたくさん用意されていて誰が引き金を引いたか、ではなくて色んな要素が複雑に絡み合った結果だからこの筋書きを用意した誰かがいるかもしれないと勘ぐってしまうけど一応ヴラド機関の監視下にあるクランでそんな事が可能なのか…?と思うとでもまずソフィがあのクランに入った事については理由が必要だし、そこにアンジェリコ様があそこまでするきっかけはきっと何かあっただろうしとか。

深刻なる繭期を引き起こしたグランギニョルの結果がこれだよ!早くCocconを…お薬ください…