I was stage gazer

星を追う

Glorius!

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本当に良かった…可愛くて凄く愛おしくなった。

www.glorious-stage.com

世界一オンチな歌手!の実話で〜って冒頭で説明あるけど本当に実話なんだ…凄いな〜篠井さんの演じるマダムの可愛らしさと絶妙な外し具合が本当に最高で不快にはならなくてちょっとくすってしちゃう様なオンチ。たまにうますぎてしまうのも篠井さんが本当はお上手だから…で映像では拝見した事があるけど生で見た篠井さんが本当に素敵だった、役のせいもあるけど本当に凄くチャーミングで…水田さん演じるゴスメとの関係も本当に好きできゅんとした

最初はお金のためにマダムのピアノの弾いていたゴスメがマダムと過ごす内にマダムのためにピアノを弾きたい!ってなる、のが本当!!!!お給料はレストランでピアノ弾くお仕事の3倍よ、って言われてニヤッとした表情からの一転して本当にマダムの事が好きなんだな、大切に思ってるんだなって感じさせる表情が本当良かった。マダムの手を握って励ましてあげるのとかハグしようとして羽ついてるのって断わられるのとかとっても可愛いかった

リサイタルでアンチマダムの攻勢に遭った時に上手くマダムを庇えないんだけどそれでもゴスメがマダムを本当に大切に思ってるというのが伝わってきたし踊りませんか?って聞くの本当〜〜〜!!!欲を言えばもっと自然に密着して欲しかった不思議な距離感。

"夢を諦めない気持ち"とか"愛"(男女のそれではなくて)とか言葉にすると陳腐に見えてしまう事に本当に感動してしまったし凄く愛おしいなぁって思える作品だったので本当に良かった。

何気にいちばんすきだったのがマダムに若い男のウェイターと一緒にタクシーで帰るのを見たって言われてあなたの結婚式を楽しみにしてるのよ〜って言われて微妙な表情をするゴスメだったんだけどあのゲイ設定はなんだったんだろう???時代的にゲイバレ=死くらいの時代なのかなと思ったけどあの設定の理由が気になる…気づいてて知らなかったフリをしてくれたというかそもそも気づいてなかったマダム…あなたの結婚式のために帽子を買ったのよ〜!とか言うお節介マダム本当可愛い。こういうおばちゃんいるなっていう絶妙感…

最初客席から登場するゴスメが花束持ってて顔の良い男に花束持たせるの最高〜〜!ってそれだけでテンション上がったあとピアニストの役なのに鍵盤を弾かなくて(弾くフリを鍵盤の上でする)側で本当のピアニストの方が居て伴奏が生演奏なのが本当に良かった!キーボードだったけどストプレで生演奏なのとても良い… 

ゴスメが誤魔化し紛れにあなたの目は母を思い出します〜って言った言葉が後々本当の事になってしまった様なゴスメとマダムの擬似親子愛の様な関係というか(かな?)本当にマダムがなぜ人に愛されるかってマダム自身がまっすぐに人に対してもそうだし音楽に対しても愛を持っているからだなというのが本当に素敵だった。

ひたすら愛おしい気持ちに溢れてしまう様な作品で本当に素敵だった〜としか言えないけど東京富山金沢大阪横浜と回る謎スケジュールが本当不思議で地方公演は大体平日1公演なのが勿体ない…やっぱりこういう舞台好きだな〜と思ったからこれからも気にして見に行きたい。

CATプロデュースの作る作品が好きなんだけど今年はスーツの男たち、リメンバーミー、I LOVE A PIANO、Glorious!、で4作品かな…?どれも面白くて行って良かったってなったのでこれからも贔屓にしたいな!むらいさんを出してくれ!!!!(本音)CATプロデュース的には安西さん、味方さんが推しの若手らしいのでファンの方が羨ましい…むらいさんを推してる人は多分とうほうの中の人にいるので我儘は言うまい…

ちなみにむらいさんはGlorius!見に行って誰とも写真を撮らずに帰ってきた様で普通に見たかったのかな?という気がして微笑ましい

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個人的な趣味でベテラン勢と若手の組み合わせが好きなのと男性が演じる女性役が好きだから本当に好みにどんぴしゃなお芝居で本当に楽しかった…あとセットがすごく可愛かった話をしたいんだけど

enterstage.jp

バラの形のソファーとか部屋中に飾られたお花とか壁紙とかどれも本当に可愛くてこのお部屋最高だなと思ってしまう可愛さだった

今年のCATプロデュースはこれでお終いかなという感じだけどDefiledもフロッグとトードもウェアハウスも見たかったちなみに来年楽しみにしているのは『ぼくの友達』です(宣伝)スーツの男たちの脚本の人だし3人芝居だし絶対面白いのでは?(確信)あと演出家的にも多分面白いと思う…(期待を込めて)

最近ちょっと気分が落ち込んでいたけどお芝居見ると元気になるなー!と思えて良かった本当にいい作品だった