I was stage gazer

星を追う

劇団シャイニング マスカレイドミラージュ

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第一弾の時にチケット取りを協力したりした関係で気になってはいたけど原作のプリンスさまに全く触れてこなかったから傍観者のつもりでいたけどポップなグランギニョルという噂が気になって行ってきました。

ポップなグランギニョルだしTRUMPの要素も感じるしEqualってなったのでとにかくおたくの好きな要素が多いんだなって…うたプリ好きの友達に見に行くよ〜って言う話をしたらビジュアルをすごく褒めていた

そう!ビジュアルがとても良い!でも劇場内でビジュアルの載ったポスターとか見かけなかったからそういうの厳しいからでしょうか…界隈のことはよく分からないけど

仮面舞踏会とか貴族とか怪盗とかとても好きなやつだったし、ミュージカルだと思ってたらストプレだったのは意外だったけど太田さんのお歌が好きなので劇中で聞けて良かったしなんならもっと歌って欲しかった

レイジーとアインザッツ、レイジーとシーノの関係性はすごく良かったやっぱりああいうの好きですね…レイジーにとって一番大切な人がシーノ、アインザッツは僕は君〜みたいな子なのがずるいというか…でも僕に誰を見ているんですか?っていうアインザッツがすごく悲しくてすごくときめいた…そういう台詞を聞くときゅんとしてしまう…自我が芽生えて人に愛情を求めるアインザッツすごく良くないですか…自分の存在を認めて欲しいと思ってしまったのか…名前を呼んでくれるから存在できるみたいな関係とても好きです。

アインザッツずるいくらい可愛かった…好きにならない訳はないし、アインザッツとレイジーが対になる関係性なの本当ぐっときちゃうんでやめてください

電気羊はアンドロイドの夢を見るか?とかこの世は舞台、人はみな役者〜とかの古典的いえば古典的なモチーフ大好きなのでそれだけで要素としてすごく好きなやつで、アインザッツが永遠の孤独〜とか言い出すのは別の意味でそわそわしたそうだね永遠は望まないね…(余談だけど太田さんもといもっくんさんにTRUMPシリーズ出てくれ〜っていう欲望が芽生えてしまった繭期のもっくんさん見たいし普段から繭期ぽいし…)

3階席の下手側の席でちょこちょこ見切れが発生する様なお席だったし、舞台をセンターから見れていないけど回り舞台なのと後プロジェクションマッピングを使う演出なんだな〜と台詞として説明させないところの用語はスクリーンに映すのはそうか〜という感じあれ説明するとくどくなっちゃうのかなレイジーが長台詞をすらすら言うシーンがあっておおっ!みたいな雰囲気になったのは面白かった

アインザッツがセットから飛び降りる演出が多くてその度に飛び降りマットを用意しているのが見えたりたまにスタッフさんが見えちゃってたりするお席でなかなか楽しかったし、ドライアイス使う演出のホースもがっつり見えちゃっててセンターのお席だったら見えなかっただろうな〜と思うと少し残念だったかな。

お話の本筋には直接関係あるようなないようなジルコニア伯爵の話とかジャスパニアとの息抜きパートも面白かったしまさか最後にジルの兄貴になって帰ってくるとは思いませんでしたあそこだけアメリカのB級映画ノリじゃないか???武器にバズーカ出てきそうな勢いの兄貴。ジャスパニアの道化っぷりも王道を行く感じで良かった。あんまり全体的な雰囲気が重たくならない様に作っているのかな〜とさすがにアインザッツの生みの親の窪寺さん(役名を失念した)の最後はかなり残酷だったな〜あそこのシーンは全体的に見てもかなりショッキングな絵面…悪役だから…全体的にふわっとした感じで見てるからあそこのシーンだけ際立って残酷だ

関係ないけど弾丸を打ち込まれたアインザッツに剣を刺して銃弾を抜き取るとこすごく良いというかあの時の表情アップで抜いてくれますか???あとアインザッツが自分の胸のルビーを抜き取るところもアップで抜いてくれませんか???というくらいに表情が良かった…多分…遠目でしか見てないけどあとレイジーの腕の中で動かなくなるアインザッツそういうの好きなんですけど…自ら望んで死を選んだアインザッツにまた命を与える行為はどうなんだろう?アインザッツはあそこで死んでても幸せだったのでは?と思うけどシーノが悲しむから、ってやっぱりそこなんですねと思ったレイジー…アインザッツもしばらくは自由に怪盗人生を楽しめる様で何より…(?)

レイジーは妹に恋をしてしまった禁断系かと思いきや一番大切な〜と言い始めたのでまさかの方向性だったってびっくりしたけど結局あれはシーノに変装したアインザッツなので頑張って欲しいレイジー

冒頭のジャケットなし、リボンを外した状態のレイジーがビジュアル的にすごくツボですあと衣装の方向性がアインザッツだけドレスの様なシルエットだなと思ってしまって後ろ姿がすごくドレス…お人形的なイメージを衣装にも持たせてるのかなとか何とか考えてしまったけれどどうなんだろう…裾を引きずる後ろ姿がとても良くてでも誰か踏んじゃったりしないだろうかと思ったしあれで殺陣やるんだからすごい。

自分で怪盗〜って言いまくるアインザッツが僕にはアインザッツていう名前があるんだっていうのもすごく好きなので総括してアインザッツ可愛い

とにかくアインザッツが可愛くてアインザッツ可愛い…んふっという気持ちで見ていたのでもっくんさんの事が結構好きらしいという事が分かり…いや最初に拝見したのがペダステだったから今泉のイメージを引きずりつつ手紙で久しぶりに拝見して1幕と2幕でがらっと印象が変わるの凄いなと思っていたりあとまあご本人的に色々親近感が湧いてしまうところがあって…次のデパート!も見に行く予定なので楽しみだな〜もっと歌っても良かったのに!と思うくらいお歌が良かったし好きなのでミュージカルで見たい人だなと…

ほさかさんの演出が気になって見に行ったのもあって2.5の作品だしきっといつもの演出とは違うんだろうなとは思うけどミュージカルなの?と思って見に行ったのがあったから演出もミュージカルっぽいかと思いきやそうでもなかったという印象で見てしまったというかミュージカルっぽい演出がなんなのか分かっているのかと言われたらどうだろうってなるし原作付きだから極力原作のイメージを壊さない様に演出しているだろうし…3人の関係性を見るとどうしてもキャスパレが見たいと思って…キャスパレは某演出家の得意技なのでそれを他の演出の方にも期待するのは良くないでもこの3人のキャスパレ見たい…

未だに見た事がない演出家の方がたくさんいるからやっぱり色々見ないとな〜と思うところはあるのでやっぱりいろんなものが見たい…

衣装可愛い〜と思ってたけどレビューの時の着替えて王冠乗せた衣装は正直よくわからなかったのと、本編終わりですぐレビューが始まるのもびっくりして二部とか二幕の扱いじゃなくてすぐレビューなんだっていうのと、何でマイク持って歌うんだろうと思ったらその後の曲は手持ちマイクなしだったのでやっぱりアイドルだからなのか???というところに最後ちょっと引っかかったけど、面白かったしペンライトのスタンバイの速さが凄いなと思ってとても綺麗だった。