城山羊の会・相談者たち
「テラスにて」が面白かったからトロワグロを見てみたい、DVDが劇場の物販でしか買えないからちょうど予定合うしと思って見てきた。
はしもとあつしさんを見たかったのもあって。
見てよかった面白かった。人間観察力の細かさみたいな事を思ったんだけど人間関係のおかしみみたいな。人をどう捉えるどう描くかって作者(脚本家)の方の人間に対する距離とか捉え方が出るのかなと思っていてそういう意味で人間のおかしみを感じられる作品は好きだなと思う。
"離婚"・"結婚"にまつわる相談者たちがある夜1つの家に集まるみたいな話で帰りたいのになかなか帰れないみたいな状況になるのはテラスにてを思い出した。あとなんか妙にエロい女性が出てくるのも趣味なの?って感じがする…
両親の離婚、娘が結婚(するかもしれない)、父の不倫相手とその恋人が訪ねて来ててんやわんなの状況をどう回収するラストになるのかな〜と思ったら不倫相手の恋人が包丁を取り出す、それを取り押さえる娘の恋人と夫、夫と不倫相手がいちゃつく、娘、妻、娘の恋人がそれを目撃したまま終わる。暗転の中でリップ音が聞こえたまま終わるとは思わずになんだったんだあのお芝居は?ってなったけど強引なというか呆れて終わるような感じも面白かった。ここはわたしの家なんだけど(そういう問題ではない)
フィアンセとフィナンシェは似ている、フィナンシェはほとんどマドレーヌとか、アイスランドは地熱が〜とか本筋に全く関係なく挟まれる話がなんか妙に面白くて(しかもすごく微妙なポイントで分かるって感じのお話)なんかそういう細かい部分が面白かった。ぽんぽんとリズムのいい会話のやり取りもそうだし、なんかこうやり取りが面白い。
あんまり説明しても面白さが伝わらないもどかしさ。シュールじゃなくて結構普通に笑っちゃうんだけど不倫マニア→変態マニアとかそういう感じ。
あとはしもとさんめっちゃスタイルいいな〜と思ったそしてスーツ。
夫、不倫相手の恋人が揉めるシーンのドタバタを最前で見ていたので必要以上にびくっとしてしまった。だって目の前まで転がってくるんだもんびっくり…。
次も見に行きたいなー!
次は自己紹介読本再演らしいです。