I was stage gazer

星を追う

花組 ポーの一族

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僕たちはー!\不老不死大好き芸人です!/なので行ってきました。他日程でチケット持ってるけどなんとなく2回以上見たくなるんじゃと思って今日は当券で行ってみました。

8時近くに着いたので当然立ち見。オペラも忘れたので細かい部分はそんなに見ていないので全体的にふわっと見ました。ポーの一族も昔読んだっきりでお話忘れていたし、花組の公演を拝見するのも初めてなので本当に全体的にふわっとしています。

 

お話

エドガーがバンパネラになるのを嫌がっていた子だとかメリーベルはいつバンパネラになるんだったか、とかポーの一族はなんで全滅したんだっけかとか知らなくても大丈夫です。ちゃんと全部やります。わかりにくいところもそんなにないかな?と原作に詳しい方が見るとまた違うのかもしれないけど前知識なくても大丈夫です。予習しなくても大丈夫です。

 

キャラクターについて

 

エドガー

エドガーの苦悩がすっごく良かった、佇まいも本当にエドガーそのものだし、人間である頃のエドガー、バンパネラになってすぐのエドガー、メリーベルバンパネラにした後のエドガー、みたいなエドガーが過ごしてきた年月を感じさせる演じ分けが本当に凄い…後半にいくとより苦悩する部分とバンパネラとして生きてきた時間の長さで諦めの気持ちが強くなってくるみたいなところもあって本当に良かった。しょうがなくというか望まずにバンパネラになった子が一族のトップになるのすごい。でも別に一族の事を考えて増やしたいとかじゃなくて誰か共に生きてくれる相手だけを探しているような。ポーの一族自体はこの後のお話もまだあったからエドガーの途上の姿なんだなとか。

明日海さんすっげええええええ喋るとお花畑とか言われてるけどやっぱりトップの方ってすごいなって本当凄かった

 

シーラ

ママ味が凄く強い…ママーーー蠱惑的ではないんだけど凄く包容力のありそうな本当に甘えたくなるような綺麗なお姉さん…こんな人にちょっと艶っぽい事言われるとついていきたくなっちゃう…男も女も魅了してしまうバンパネラの魅力なのかなとか。エドガーが好きになってすぐ失恋してしまってでもバンパネラになったシーラとはずっと一緒にいたけど人間のシーラがずっと好きだったんじゃないかなって人間の頃の憧憬をずっと引きずってるのが分かって良かった。見た目が純粋無垢な人間なのにバンパネラに引き入れる仲間を選別してるとことか誘惑するとことかもう本当に得体の知れない魅力があってとても良かった…バンパネラになってからより魅力的になる感じ。

 

アラン

エドガーが形容するように生意気なとこもあるけど素直な子(そんな感じ)だなと…気に入らないお金目当ての従姉妹と結婚させられそうになるし、お母さんは医者に色目使ったりおじさんと浮気したり男に取り入って生きてるタイプだし、許嫁の子は死んじゃうし、思い出を美化をして生きてるタイプだから許嫁とそっくりのメリーベルの事すぐ好きになっちゃうしクラスメイトは自分に取り入ろうとしかしないし、唯一仲良くなれるかも?と思ったエドガーは人間じゃないし彼が何をしたって言うのかくらい積んでる。不老不死にする事に躊躇いを覚えてくれたメリーベルがいてくれた事だけが幸せだし、でも結局おじさんをころしたと勘違いしたまま絶望してバンパネラになっちゃうの極まってるとしか言いようがない。死は救いだと思ってる教なので。美少年2人の絡みはやっぱり美しいのでエドガーの隣にいるのがアランで良かったなという感じもある、永遠の”少年”である二人にしか分かち合えない事もたくさんあるし…思春期特有の疑似恋愛みたいな感情をエドガーに向けてる節も感じられてすごく良い。

メリーベリに会いたいって台詞に以上に反応してしまう(別作品です)

リーベル

捨てられて養子になった先で血の繋がってる腹違いの兄弟がいる事が発覚して求婚者の男性も自殺してまうってこの子も不幸を積んでいる。お兄ちゃまっていう言い方が可愛い。バンパネラになってもシーラみたいに振り切れないバンパネラになりきれなくていつまでも人間の心の弱さを持っているのがよかった可愛いし可愛い 

 

ポーツネル男爵

大人気ない…と思いつつそれだけシーラの事が好きだしバンパネラである事の危険性が痛いほど分かっているからこの人はこんなに慎重なんだな〜とかエドガーとシーラの何倍もの時間をこの人は生きてるんだな〜多分… せっかくキングポーのアドバイス貰ったのに無駄にしないで…ちゃんとアドバイスは聞いて…

 

バイク・ブラウン4世/バイク・ブラウン

イケメン眼鏡のオカルトオタク、原作でのキャラクターを全く覚えてないけどなんとなく好きだなと思った。バイク・ブラウン4世のひ孫のバイク・ブラウンも同じ方が演じられていてイケメン眼鏡はいいなと思いました。2幕始めに歌う曲が好き。

 

大老ポー

キングポー。もう存在感がすごい。キングポーすごい霊媒で呼び出されたキングポーが出てくるところ好きキングポーはすごい(繰り返し)

 

メアリーとメアリーの連れの男

なんかこの二人の茶番感がすっごいおもしろかったんだけど茶番ではなかったのかもしれないけど面白かった 

 

セットが豪奢で大掛かりなセットも多くて予算の潤沢さを感じたし本当宝塚でしかできないだろうなと思う作品で凄い…あまりにふわっと見てしまったのでもうちょっとじっくり細かい部分を次回見る時に楽しめるといいな!

 

チケット難の作品ではあると思うけどみたいなーという気持ちが少しでもあるなら見て欲しいあまりにエドガーがエドガーなので本当にすごい…