君はいい人、チャーリーブラウン
初日お疲れ様でした!
You are Goodman Charie Brown 略してYGCB とりあえずなんとなくのメモ
ネタバレ込み(順番ばらばら抜けもあるはず)
一幕
チャーリーブラウン
スクールバス
先生の評価
毛布
ランチタイム(赤毛の女の子)
バレンタイン
凧揚げ
毛布
ベートーベンデイ
ルーシーの精神分析
うさぎ狩り
読書感想文
一幕終わり
二幕
マイフィロソフィー
ルーシーのアンケート
弟の教育
女王
サパータイム
ベースボール
合唱
BOW(おやすみソング)
大体順番は適当自分が感想メモしやすい様に、歌わない部分(内容のメモ)まあ挟みつつ。
お話に筋はないというかショートアニメの詰め合わせって感じで、子供達の些細な日常。その些細な日常がどれだけ幸せに溢れてるか、みたいな内容というかちょっと哲学っぽく、分かる〜とかそこまで言わんくても…とかチャーリー…ってなったりする。チャーリーが情けなくて優しい。ルーシーにスヌーピーは餌をくれるから貴方に尻尾を振ってるだけよ!って言われてしょんぼりするチャーリー…親友は飼い犬…(どんな子なんだ)
チャーリーが朝起きて朝日を浴びてきっといい日になる〜夜寝る前にだめだった事を思い出す〜って言うのが分かる…ってなるんだけど最後の曲はおやすみソング(?)星をみんなで見ながら歌う曲なんだけど幸せは〜朝夕暮れ〜昼と夜と〜幸せはどこにもある〜君が望め〜ば〜って明るい感じで終わるのも良き。小さな幸せを喜べる、みたいな。
明日はきっと良い日になる〜っていうチャーリーに世界のどこかではもう明日になってる国もあるんだよ?明日も今日のつづきでしかないよっていうライナス辛辣…
本編でのチャーリーはだめだめなんだけど(笑)好きな女の子に話しかけられないし、好きな女の子の鉛筆拾って噛み跡がついててあの子も生きてるんだなぁって実感したり(オタク心理っぽい)、野球も上手くできないし、読書感想文も書けないし。でもフラッシュって呼ばれたい夢がある(笑)チャーリーよりフラッシュの方が格好いい!野球もサッカーも出来そうな気がするって言うのが面白いんだけど名前を変えるとすべてうまくいく様な気がする、っていうのがすごく子供らしいし、昔はそんな事考えたかなって。
ルーシーの精神分析でべこべこにされるのが本当に可哀想で全否定はやめてあげよう…でも貴方は貴方で良いのよ、って良い言葉だ。
ルーシーのアンケートではチャーリーだけが気を使って答えてあげるんだけど他のみんなはルーシーが怒りっぽい、強制的だって言いまくる。子供って残酷だ…無記名だから!ってルーシー本人に関するアンケートを本人が取るのはなんなんだ(笑)
チャーリーが郵便受けに向かって叫ぶシーンが凄く好き。こんなに声が響くなんて空っぽの証拠だ〜!って。本当に郵便受けに頭突っ込むのが可愛い。
それはそうと中の人のせいか僕は透明なんだ、ってチャーリーが言う台詞で、何それマークみたいな事言って!!!!!って思ってしまい…ブロードウェイ版でもマークの人がチャーリーブラウンやってたらしいしマークとチャーリーブラウンの共通点みたいなのが…個人的には目立つタイプじゃないのに何故かみんなの中心にいる子、だと思う決して何かに秀でてる訳ではないけど周りの人をきちんと平等に見ているというか。極端に誰かに優しかったり誰かに厳しかったりしない、みんなに平等に接する事が出来るって難しい事なんじゃないかと。あと人を否定しないとか。何言われてても受け止めちゃう。悪いところもいいところも。
"良い人"ってそう言う事なのかもしれない。
ルーシーとライナスの姉弟の関係も可愛くて、この姉弟は喧嘩も多いんだけどルーシーが落ち込んで生まれてきた意味がない(意訳)って言った時に姉さんを愛してる弟がいるよ、って言うのライナス〜〜〜〜いつも理屈っぽい弟なのにこう言う時だけ素直に愛情表現してくるライナス〜〜(好き)
サリーとチャーリーはチャーリーがサリーに一方的にダメ出しされてる。サリーはスヌーピーに対してもマウンティングかましてくるませた子だ…でもなんだかんだスヌーピーがサリーの面倒見てあげるのも可愛い。
あとセットの使い方が面白かった。漫画っぽい作りというかそれぞれ景色の書かれた四角い背景を組み合わせてたり、後ろのバックスクリーンは四角く区切られてて伸びたり縮んだりしてそっから出てきたりするのも面白い枠から出てくるのが漫画から飛び出してくる〜みたいな気持ちになる。派手なセットではないけどサパータイム(スヌーピーショータイム)でそれまでの雰囲気をガラッと変えるくらいにピカピカするのが面白い。あそこだけ何故かアダルティーというかそれまでと大分雰囲気が違う。
ルーシーのアンケートとかルーシーの精神分析のアナログ感とかもとても可愛いでも結構しっかりした作りだし。ルーシーが持ってる缶がピーナツバターの缶なのもちゃんとこだわりを感じるし可愛いみんな大好きピーナツサンド。
読書感想文でピーターラビットを読んだ感想のはずがずっとロビンフットの話をして最終的にピーターラビットにつなげるシュローダー、あらすじを入れつつ文字数を伸ばしていくルーシー、ピーターラビットとその家族についての心理学的分析を始めるライナス、後回しにするとできないとわかっているのになかなかかけないチャーリー、この4人の対比と歌が面白くて!結局チャーリーは書けないし、お稽古動画でこの曲の一部分が上がってたけど実際はもっと長い曲ですごく聴きどころがたくさんあって好き。
ルーシーの彩陽さんのお声が本当すごいどのくらいまで出るんですか?って感じがする…凄い。ピアノの上でゴロンゴロンするの可愛い。シュローダーの東山さんはミュージシャンの方だなと言う感じ。シュローダーはピアノだいすきな子だからそのイメージもあるのかな?すごくミュージシャンっぽい。サリーの田野ちゃんさんは本当に小生意気でませてて可愛い。パンツ見えてるのをあんまり気にしない(笑)いや6歳(?)なんてそんなもんかって感じだけど本当に動きも可愛い、ライナスの古田くんだけ以前テニミュで拝見したからえちぜんりょーま!ってなるんだけど親指しゃぶって味がしなくなった…っていうのライナス〜!親指結構ずっとしゃぶってて親指ふやけちゃう。
チャーリーが凧揚げ時の凧役がライナス(黒子)なんだけど動きが可愛いくてチャーリー見ればいいのかライナス見ればいいのかってくらい可愛い(可愛い)
スヌーピーは本当に犬…スヌーピー(曲)とサパータイムぐらいしかソロ曲なかったかな?っていう贅沢使いなんだけどうさぎ狩りでいやいやサリーと に連れ出されてるのとか何故か野球に混じってるとか犬らしからぬ行動も面白いし撃墜王が好きだから撃墜王見られてよかった!本当によくあの赤い屋根の犬小屋の上で寝ている!(笑)あっきーさんのスヌーピーの再現度の高さ。誰が中川晃教を犬にした!!って感じだけど本当にいいスヌーピーです。サパータイム楽しい!マジックあり、ラインダンスありで。
みんなで歌う合唱曲、みたいな曲が”ふるさと”っぽくて(何の曲かはわからないけど)そこに網にうさぎを入れたスヌーピーがやってくるのが面白い(兎狩りうまくいったんだね!)
勝手におやすみソングと呼んでいるパジャマ曲はみんなパジャマ姿で出てくるんだけどそれも可愛い…あとスヌーピーがすりすりチャーリーに寄ってくる、サリーに寄ってきて頭撫でられてるの可愛い
ひとつ気になったのはチャーリーが"PTAの皆さん"って言うんだけど分かりやすくするために"PTAの皆さん"なんだろうけど全体的にアメリカンなテイストの中に放り込まれる"PTA"に一瞬ここが日本という現実を思い出すじゃあ何が適切な訳かというと思いつかないんだけど…"PTA"………。
あとバンドのピアノ弾いてる方がアイワズライトで音楽監督とピアノ担当されてた桑原まこさんであーってなって。村井さんとまたお仕事して欲しかったから嬉しいのだけどどうしてもあの夏を思い出してしまう…。まこさんのピアノは感情の機微に凄くぴったり寄り添ってくれるというか感情の機微に細かく反応して演奏に反映してくださる方だなと思っているからまこさんがバンドにいてくれて嬉しい。ミュージカルでご一緒してくれるなんて、とても嬉しい。歌に細かく合わせてピアノ弾くシーンがあって、まこさんで良かったなーって改めて思う。
こっからただのオタクの感想だけれど、村井さんが本当にチャーリーブラウンでしかなくてあっきーさんがインタビューで
”彼が役に寄せていってるのか、役が彼に寄せていってるのか”って
って言ってて分かる、と思った。演じているはずなのに中の人が全く見えなくてどこまでもその役(キャラクター)としてしか存在しないのがとても不思議でとても好きなんだけど、どの役を演じても中の人が見える役者さんとは正反対のどの役を演じても中の人が見えない様な。見えてるとは思うんだけど本当は、でも本当に役と本人が近づいていくというかぴったり重なる部分が多くてそこからはみ出す部分が少ないというか。だから本人としての部分が見えにくいのかなとか。でもチャーリーじゃないとこのダンスはキレッキレなのでそこはチャーリーっぽくない…(笑)チャーリーとして存在するときはどこまでもチャーリーブラウン。思いっきり空振りして情けなくて、紙袋被って(笑)、何気ない表情のひとつひとつも本当にチャーリーブラウンで。
村井さんの演じる役で特にこの役が好き!っていうのがあんまりなくてキャラクター萌えするオタクとしてはすごく珍しいんだけどどれもむらいりょうたでむらいりょうたじゃないからかなと思って。何となくうまく言えないけど他にこういう人を知らないというかやっぱり色んな役やってるのが見たい人だなと改めて思って。イベントやら何やらで拝見してはいたけど舞台で見るのは去年の真田十勇士以来で、あーやっぱり板の上で見る姿が1番好きだなと思った。そう思える事が幸せだ。推しとか言う言葉は使いたくなくてただ好きなだけ、だけど本当に幸せな気持ちにさせてくれるので色んなところで勝手にもだもだするけど本当にただ単純にこの人のお芝居がとても好きだ。
あっきーさんに褒められまくってるのも嬉しい、あっきーさんと共演ってだけでも嬉しいのに。愛されてるのが何かとても良いなって。
お話と言うよりは、全体的に流れる雰囲気を楽しむというか最後の曲で締めるの凄くグッとくるんだけど本当に何も考えずにただ幸せな気持ちになれる作品で本当に良かった。
でも東京で5回見るのは無理だ
Facebookに上げくれてる舞台写真が大変可愛いのです、もぐもぐチャーリー
たくさん通って見るよりも1回1回噛み締めて見たい感じかなと思ってしまった。通えるほどの財力を持ち合わせていない事が本当の理由だけど。でもだいぶ期間が空いてからの2回目、を見る予定だから変化を楽しみにしてる。