I was stage gazer

星を追う

ひかりふる路についての個人的な解釈

宝塚大劇場公演千秋楽を前にして私はすでに楽日を迎えてしまったのただこねくり回してみるだけ、主に各人物について。とりあえずにわかに入れた史実での描かれ方もちょっと踏まえつつ

f:id:a9azzzzz:20171214211320j:image

 

ロベスピエール

史上初のテロリスト、恐怖政治(史実)

まあ随分とお姫様…(笑)ここまで庇護欲を掻き立てられるというかヒロインポジションなのはいくたせんせーの解釈…。圧倒的ヒロイン!!(言いたいだけ)

最後にフーシェがあれは本当にロベスピエールだったのか、っていう台詞の通りに途中から"ロベスピエール"という個人が見えなくなってしまう、革命そのものである”ロベスピエール”は革命の先に求められるもの(自由・平等・博愛)を与えられる人物でなければいけなかった、革命の"偶像"であり続けてしまった事が革命がうまくいかなかった事の原因なのでは、と思う。(ひかりふる路という作品の中で)

国王を処刑しても望んだ革命は達成されなかった、それどころか戦争が起きてしまう、望んでいなかった方に進んでしまった。理想のフランスを目指すために飢えも貧困も戦争も内乱も全てを解決しようとしたって多分それはロベスピエール以外でも無理なんだよね〜…

理想だけを見ているという話があるけれどそれ以上に”ロベスピエール”という革命の象徴である事が求め続けられる事が辛かった。後戻りできない、という台詞があって後悔してはいけないという存在で常に選択は正しくあらねばならない。

”正しさ”とはなにかって話になるけどそれは求められている事をするって事ではないのかと彼にとって。これから何をすればいい?ってサンジュストに尋ねる時にはもう何が何だかわからなくなっている事も。理想の果て何があったのかすらもう何も見えない。まあそういうところが好きです!あまりに幼い革命者だなというかロベピーに凄く少年味を感じる。革命者であるためには常に理想を掲げて突き進まねばならなかったのは分かる。為政者に向いていなかっただけという気がする。

ロベピーには美味しいご飯を食べさせたくてしょうがないのでダントンとの食事を粗末にするのやめてほしい。美味しいものいっぱい食べて自分の幸せを大事にして…。

 

マリー=アンヌ

圧倒的ちょろさ…(笑)いやでもそういうところが可愛いし良い子だなと思う…あまりにも可愛い暗殺者。マリー=アンヌ自体は史実には出てこないけどマラーを暗殺して暗殺の天使と呼ばれたシャルロット=コデーがイメージとしてあるのかな?と?ヒロインは暗殺の天使…ロベピーに会ってみて実際に思っていたような人物でなかったから殺せなかった、とか革命によってもたらされる事について決して悪いことばかりではないと新しい時代の行く末を見たいと思った柔軟性もある頭の良い子だと思うけど…

訴えても恐怖政治をやめてくれないロベピー→殺そうってなるのは…もともと暗殺しようとしてたけど…!思考回路が単純すぎて!!でも愛しているから殺せない馬鹿よね、っていうのは最高に可愛い。

比較として対比に見えるのはロラン夫人かな。人を使ってあれこれ謀略をする。マリー=アンヌはいつでも直球。世間知らず、みたいなところもあるんだろうなと思うけど。そんなマリー=アンヌに殺されかけるロベピの圧倒的ヒロイン感。

あとロラン夫人がお色気枠(?)なのに対して少女にも見える可憐さ…本当にロラン夫人アダルティー枠…。

 

ダントン

圧倒的リア恋枠…(笑)一人で悪役を引き受けようとするのやめてもらっていいですか??そのくせ友のピンチだ〜とかいって戻ってくるのやめてもらっていいですか??(好き)

革命家ではなく為政者としてはロベピよりもダントンの方が向いているのかなと思う。民衆から人気があったも分かる。なんでも喧嘩だ〜って言って片付けちゃう豪胆さと政治の為なら裏取引もしちゃう柔軟さというかそれが必要な事だってちゃんと分かってる。潔癖なロベピと対照的だなーと。ただ声がでかいだけだってジロンド派から評されるけどダントンにしか出来ない事ってやっぱりたくさんあって、ロベピーを止められるのはダントンだけだったんだけど…もう本当に好き…(リア恋)

ガキ大将っぽくもあるし兄貴でもある。ジャコバン派の反ロベピーたちからもからも一目置かれている。ロベピーの人としての幸せを本当に願っているところとかが本当にお兄ちゃん…好き…。理想だけではなり立たない、汚い部分を一手に引き受けようしてくれるところとか本当に”大人”だなとも思うロベピーは少年。

 

デムーラン

あまりに可愛くないですか???ふわふわで芯のあるところが本当に好き。でもあまりにも可愛くないですか???嫁(リュシル)大好きだね???嫁しっかり者でよかったね???議会に嫁呼んでるんだね???リュシルも革命家だったな?デムーランの歌う”友よ〜”は涙なしには聞けない…ロベピーを批判する新聞を出して印刷所のおやっさんが捕まってしまった時にサンジュストに思いっきり簡単に取り押さえられるところが好き。

ダントンロベピーデムーランの関係のなかでのいじられ役。ダントンが仲直りしたら3人で飯でも食おう!の時にリュシルちゃんがわたしたちは仲間はずれなの?って言った時にむーーーーっていうのが可愛すぎて本当に嫁が好きすぎるのでは???

史実ではリュシルとデムーランの子供の名付け親がロベピらしくて本当にここの関係が…あと作中でリュシルもダントン・デムーランと一緒に処刑されるけど史実ではデムーラン処刑後に処刑されるらしい。ダントンロベピーデムーランは三兄弟っていうのが凄く好きな関係…ぶつかりがちな2人をふわっと受けとめているんだなというイメージひかりふる路ではロベピーとダントンの関係が主軸として描かれているのが少し残念だけど。

 

サン=ジュスト

まあ言わずもがな天使なんですけど…革命の天使。死の天使長。(史実)

あまりに純粋。純粋なる狂気。純粋であるからこそ恐怖を覚える。ただまっすぐに理想を叶えるロベピーだけを見ていたい。ロベピーこそが革命。全肯定イエスマンってめちゃくちゃ怖いんだなという事を思い知らされました。全肯定イエスマンだから逆にロベピーがこれが本当に自分の意思でやっている事なのか迷うほどに全肯定。サン=ジュストの思い通りにロベピーを操るしているというか理想に見たロベピーでいてほしいというか。彼が革命そのものだと一声をあげるのがサン=ジュストであるし本当にそう思っているからゆえのあの感じ。

初めての演説で国王は味方か〜?国王は敵だ!と衝撃的で力強いインパクトを与える恐ろしい子…史実のサンジュストがもっとやばかったので本当に凄いなぁと…男装の麗人に間違われるくらいの見た目のよろしい方だったようでなるほどなー感が凄い。

サン=ジュストは”革命を栄光へと導く救世主”だと言うしダントンは”革命を新しい時代へと導いてきた同志”と言うのが対照的だな〜と思うんだけどダントンは同志としているのにサン=ジュストは”救世主”としている。

彼にとってロベピーは崇拝する存在であって彼の理想こそが実現されるべきもの。圧倒的同担拒否。解釈違いのダントンも受け入れられない過激派。ダントンもマリー=アンヌもロベピーの心を革命から惑わすものは全部敵…ジャコバンクラブでの若手議員たちと戯れる様子とか本当に若者らしくて可愛いのに…でも本当に美しく冷たい表情をするのが本当に最高です。ダントンが2人きりで食事をしよう〜って言った時に舌打ちのような吐き捨てる様な態度を取るのが本当に素直すぎて困る…最初からダントンは偽物だ〜って言うし一貫してるんだけど。

 

ロラン夫人

ジロンド派の女王。

た、谷間…お色気担当枠…胸元ががっつり空いてるドレスの時に注目すべきはその谷間(描いてる)中の人の事を考えてあまりに美しすぎる女性である事に頭がおいつかない………

タレーランを呼び寄せて作戦を立てさせている、から自分で動くというよりは誰かに頼るタイプなのかな〜ロラン氏にも女王の考えている事はよくわからないらしい。

史実でも放蕩な女性だったらしいけどダントンの事はあまり好きではなかったらしい…女性が議員になれない時代、にジロンド派の女王として君臨している恐ろしさ。

タレーランと絶対に大人の関係がある………絡みがえっちい……

直接的にロベピーと絡む事が全くない敵役というのも面白いな〜と思うつねに裏側にいる。史実ではきっと関わりあったと思うけども。ロナン夫人はロベピー狙って落とせなかったとか……

 

リュシル

嫁可愛い。ジョルジュを呼びましょう〜ってデムーランに助言したり、議会で傍聴していたり、女性革命家でもあったりする。本当につよくて可愛い。良い嫁。処刑の前に大胆に行こうぜ〜ってダントンとデムーランと歌う男気溢れる可愛いお嬢さん。史実ではデムーランと大恋愛を繰り広げているんだけどこの二人なら確かに、って思える説得力がある。本当可愛い(大事なことなので)

 

フーシェ

史実では風見鶏のフーシェと呼ばれている。

今一番史実が知りたいNo.1

ロベピーを姫呼ばわりするくらいはロベピーの事が実は好き(私調べ)

最後にあれは本当にロベスピエールだったのか、とショックを受けてしまうくらいにはロベピーの事が好き(私調べ)

好きな子に思うように優しくできない子なの???ガラの悪いジャコバン派、みたいなイメージもあるけどダントンには強く言えない、お酒飲んでうぇいうぇいしちゃう。しょっちゅう若い女の子に絡んでは怒られているのでおそらくモテない。お酒飲まないと女の子に声をかけられないタイプかな?頑張って(妄想です)

リヨンで娯楽代わりに処刑しちゃう。サン=ジュストからロベピーに対するポジティブな執着、なのに対して、フーシェは対照的にネガティブな執着、という感じがする。でもロベピーの事本当は好きなんでしょ??関心のない相手には執着はしないので…憧れを拗らせてロベピーの様にはなれないと知って執着しちゃうのかな…ううん史実のフーシェが気になる…俺はあいつ(ロベピー)に嫌われてるって言っちゃうとこ本当好きなんだけど多分ロベピーは博愛なので多分フーシェを嫌ってるのはサン=ジュスト

 

タレーラン

悪そう…!悪そうなおじさん…!悪役です〜という雰囲気。ジロンド派が一掃された時はどこかに身を隠していていよいよロベピーの恐怖政治に耐えきれなくなった反ロベピー派たちを集めて焚きつけるてクーデターを起こさせる裏の歴史改革者………はっきりとは表舞台には出てこないんだけど重要な役割を担っている…ロベピーの死後に表舞台に返り咲くのでしょうか?それも気になるなあ…生き残った者が時代を作る、はまさにそうなのでタレーランとかフーシェとかによってのちのロベスピエールのイメージ(恐怖政治、テロリスト)が形成されたんだろうかと思う…革命は終わらせる事ができなければその先にあるのは破滅だけだ〜とか何気に格言めいた台詞も多い民衆の心は変わりやすい〜とか。さすが激動の時代を生き抜いているだけの事はある。ロベピーの革命は人々の心を自由と平等と友愛に導いた〜って言うんだけどロベピーの目指した理想は自由・平等・博愛なので博愛の部分が”友愛”に改変されているのが気になるところ。きっとこれも意図があるんでしょうねえ…

ロラン夫人との関係について教えてほしい。(どうしても気になる)

 

ル・バ

内ポケットに何枚書類と手紙を仕込んでいるのか…伝達係で書類を用意する人…永久輝せあさんのお顔がお可愛らしい…(史実でのあれこれを知らないので完全に中の人を見ている)ダントンへのロラン夫人からの手紙もダントンの議員辞職のための書類も全部持っている…ある意味キーパーソン…ロベピーがいう”若い議員連中”の1人。サンジュストくんと仲が良い、顔が可愛い(大事な事なので)

 

オーギュスタン

ロベピーが孤児だって言うからオーギュスタンが兄さん!って言ってるの聞いてびっくりした…流石の弟くんもロベピ盲信教って感じ

 

シャルロット

孤児だって言うから(略)悪いお兄さんたちに絡まれる健気な妹…この兄弟美形ばっかりだ…!!!!

 

エレノワール

史実だとヒロインポジションなのにマリー=アンヌにヒロインポジを奪われて全く報われずに終わる…最初の頃はエレノワールが好きなんだって〜みたいな感じなのにね………

 

あとジャコバン派にもジロンド派にもお名前が分からない人たちがいるので史実を勉強します…。クートンとかかな…?

現実と理想とか神と悪魔とか対立を際立たせるというか対比というかロベピーを悪魔と言う人もいれば神だと言う人もいると言う話なのかな〜と。生き残ったものが時代を作るのだから、誰が悪いという訳でもなくそういう風に時代が変化して動いていったんだな〜とかフィクションではあるけど割と時代の流れを掴みやすかったと思う…。あとすごく史実を知りたくなった。

ロベピー・ダントン、ダントン・サン=ジュスト、マリー=アンヌ・ロナン夫人とかそれぞれが対照的に描かれているのかな〜?と考えると凄く面白いのでもうちょっとかみ砕けるともっと面白いのかなと…片手で余るくらい見てもまだまだ分からない事がいっぱいあるので…革命によって分断されてしまたまった人々とか理想を同じくしても同じ道を歩めない人たちとか本当まだまだこねくり回したい事がたくさんあるのでひかりふる路楽しいなーー!!!!!!

 

演出の好きだな〜と思うとこはストップモーション(マリー=アンヌが初めてロベピーに出会った時にロベスピエール!!!っていうとことロベピーが粛清されるべきは私だ〜で一瞬時間が止まるとこ)です。あの時の周囲の皆さんの動きが最高…。

城山羊の会・相談者たち

「テラスにて」が面白かったからトロワグロを見てみたい、DVDが劇場の物販でしか買えないからちょうど予定合うしと思って見てきた。

f:id:a9azzzzz:20171210200106j:image

 

 

stargazer9.hatenadiary.com

 

はしもとあつしさんを見たかったのもあって。

見てよかった面白かった。人間観察力の細かさみたいな事を思ったんだけど人間関係のおかしみみたいな。人をどう捉えるどう描くかって作者(脚本家)の方の人間に対する距離とか捉え方が出るのかなと思っていてそういう意味で人間のおかしみを感じられる作品は好きだなと思う。

"離婚"・"結婚"にまつわる相談者たちがある夜1つの家に集まるみたいな話で帰りたいのになかなか帰れないみたいな状況になるのはテラスにてを思い出した。あとなんか妙にエロい女性が出てくるのも趣味なの?って感じがする…

両親の離婚、娘が結婚(するかもしれない)、父の不倫相手とその恋人が訪ねて来ててんやわんなの状況をどう回収するラストになるのかな〜と思ったら不倫相手の恋人が包丁を取り出す、それを取り押さえる娘の恋人と夫、夫と不倫相手がいちゃつく、娘、妻、娘の恋人がそれを目撃したまま終わる。暗転の中でリップ音が聞こえたまま終わるとは思わずになんだったんだあのお芝居は?ってなったけど強引なというか呆れて終わるような感じも面白かった。ここはわたしの家なんだけど(そういう問題ではない)

フィアンセとフィナンシェは似ている、フィナンシェはほとんどマドレーヌとか、アイスランドは地熱が〜とか本筋に全く関係なく挟まれる話がなんか妙に面白くて(しかもすごく微妙なポイントで分かるって感じのお話)なんかそういう細かい部分が面白かった。ぽんぽんとリズムのいい会話のやり取りもそうだし、なんかこうやり取りが面白い。

あんまり説明しても面白さが伝わらないもどかしさ。シュールじゃなくて結構普通に笑っちゃうんだけど不倫マニア→変態マニアとかそういう感じ。

あとはしもとさんめっちゃスタイルいいな〜と思ったそしてスーツ。

夫、不倫相手の恋人が揉めるシーンのドタバタを最前で見ていたので必要以上にびくっとしてしまった。だって目の前まで転がってくるんだもんびっくり…。

次も見に行きたいなー!

次は自己紹介読本再演らしいです。

イキウメ・散歩する侵略者

イキウメを初めて見た『太陽』から気がつけばイキウメの作品を見るのも3本目、前川さんの脚本というなら『プレイヤー』も合わせて4本目、こんなにコンスタントに東京の劇団の作品を見られる事がなかなかないのでイキウメにはいつも頭が下がる思い。あと常に次回公演のお知らせをしてくれるので嬉しい。次回公演も行きます。

散歩する侵略者、再演という事と映画の公開が近日あったけど私は今回見るのが初めてでイキウメの作品はイキウメで見るのが1番好きだと思ってしまうのでその他同脚本のものは一切見ない様になったけど過激派ではないです。

 f:id:a9azzzzz:20171126125320j:image

とりあえずの感想としては

舞台が斜めでフラットちょっと見づらいところもある、おーくぼひとえさんの10代感がいつみてもやばい、桜井と天野、宇宙人役の3人の表情の作り方がそれぞれなんだけどでもやっぱり何か”違和感”を感じるのがすごい、泣いた、SFなのにすでに自分の身の回りでもある事なのでは?と感じさせられるそこはかとない恐怖がやっぱり面白い

人間という存在を突き放して冷静に見ているのかな?と思うけれどやっぱり面白いと愛おしいと思っているんじゃないかという気持ちにさせられる。あと前川さんの人体とか人間についての興味がすごいんだろうなと勝手に思ってる。

散歩する侵略者、のタイトルの意味が作品を見に行く中ですごく腑に落ちる。自らの事を”宇宙人”と認める侵略者は人間の精神と記憶を乗っ取ってその人自体になる、記憶は持っているけれど人格が違う、あと宇宙人だから言葉の意味は分かって”概念”が理解できないから出会う人々から概念を奪っていく奪われた人はその概念を失ってしまう。

”概念”っていう言葉がぴんと来なくて概念を奪われた人たちを見て実際奪われるとどうなるかっていうのを見せられるんだけど普段の生活ってすごく脆いものなんだなと思った。目に見えないもので構成されているというかそれが今までの経験から学んだ事ととかそういう事なんだろうと思うけど侵略者はまるで赤ちゃんで人から概念を奪う事で成長していく、最初は”痛み”の概念すらわからなくて裸足で歩き回っていた侵略者のしんちゃん(加瀬真治)が後半になると随分人間の擬態が上手くなって表情も豊かになっていくのが面白かった。社会生活を営むために人は人生の中で色々な経験をしているから当たり前の事が当たり前にできるんだなとかそういう事なのかはよく分からないけど

”概念”を奪われる事と同時に社会派な切り口だなと勝手に思ってしまうのが隣国のミサイルの話、気づかないところから戦争は始まっている。再演での脚本の改訂部分ではなく初演から書かれていた事らしくええってなった…事実が創作に寄ってくる事ってままあるけれどやっぱり怖い。

イキウメの作品は上手く言葉にするのは難しいけど面白いから見て、って言えるのでぜひ見て欲しい 。イキウメの劇団員の方達はみんな不思議な雰囲気を持っているけれどその中で普通の人(?)感がより際立つ安井さんが好きです。巻き込まれジャーナリスト(天の敵に続き)

立花あきらの天野さんが太陽で結役だった清水葉月さんに見えてしまってああいう雰囲気の役者さん本当にイキウメに合う…と思ってしまった天の敵の小野ゆり子さんとか…

派手な演出がなく本当に脚本と役者さんの演技をじっくり楽しむのがイキウメの楽しみ方なのかと思っているし脚本自体がよくていろんなところで使われていたりするけどやっぱり私はイキウメで見るのが1番好きだなと思う。淡々としていてそれでもちょっと愛を感じる。

騒いでいたら(いつも)散歩する侵略者は見に行ってくれてる方が多くて嬉しいイキウメはいいぞ!

段々様子がおかしくなっていく

正直に言うとね3回見たら飽きると思ってたんですよね…

f:id:a9azzzzz:20171125172345j:image

f:id:a9azzzzz:20171125172348j:image 

でももう1回くらい見たいんじゃないかな…ね………正直言うとお金と時間さえあればどれくらい飽きずに見られるのか実験したい。被験者は私。実験材料にしませんか。

折角だからと公演デザート食べました。ムースでした。

どうせなら布教エントリを書きたいんですけど2回目見た時点で書いたエントリで初回の感想の方がまともにあらすじとかちゃんと書いてるってなったので諦めました。

ちなみに明日2017年11月26日10:00〜東京公演のチケットの一般発売が始まります。多分私はその時間Lopp◯の前で鬼の形相をしていると思います。その時間に私の所在地近辺でLopp◯を使いたい人すみません。10:05過ぎくらいには終わるので…東京公演がどれくらいチケット取れないのか知らないふりをしています。

東京公演本当にチケット取れなさすぎてびっくりしました…

見れば見るほど私の様子がおかしくなっていくのでどんどんまともな感想が書けなくなっていくんですが今この状態もなかなか面白いので折角だから記録を残そうな気持ちです。

11/25〜舞台写真の販売が始まったんですよね、サンジュスト役の朝美さんのお写真でこれまで売られていたお写真はスーパーボイジャーの衣装だったんですね、だから舞台写真が出て初めてサンジュストの衣装を着たお写真が買えたんです。サンジュストのブロマイドが買えたんです。これ冷静に考えてやばくないですか!?サンジュストのお写真が手に入ったどうしようとと思いました。ブロマイド積んだことないんですが積もうと思いました。サンジュストがちょっとでも気になる方に先着で配布する………

今まで推しのブロマイドを積むと言う行為が理解出来ず1枚あれば充分、自分の分があれば充分と思っていた事を反省しました。何枚買えば良いんでしょうか。ブロマイド積んだ事のないオタクなので教えてください。ちなみにサンジュストメインが1枚、サンジュスト・ロベピが1枚、ロベピとロベピの側近たちが1枚、蜂起する革命家たち〜くらいでサンジュスト自体が写ってるのは4枚くらいでした多分。

冷静に流しましたけどロベピ・サンジュストの舞台写真がやば過ぎてやばいまあこのシーンの写真売りますよねロベピメインで写ってるしね、って感じだったのですがやばすぎて四つ切り写真を買おうか悩んで使い道が分からないし、これを自室に置いておくといよいよさらにおかしくなってしまうのではと不安になったのでやめました。まず額縁を買わねばいけないとなるとハードルが高い…額縁はどこで買えるんですか???

あまりに冷静に見られなくなって来ているのでツイッターなどで他の人の感想を拾いながら冷静な視点から見た感想を見るとなるほどなと思うので私はやっぱり様子がおかしくなっているんだろうなと思いました。

ロベピがそうか、そうかしか言わなくなった時点のサンジュストはロベピの変化に気づいていないのか?と思っていましたが気づいた上で心ここに在らずなロベピに困惑というか戸惑いマリー=アンヌの名前を出した時だけに反応するロベピにちょっと驚いてた様に見えたのでやっぱりロベピ強火担は違うなと思いました。

至高の存在の祭典の時のロベピって本当に愚かな象徴というか裸の王様みたいな愚かさがあってすごく好きです…でもサンジュストが見たかったロベピってあれなんだよな〜と思うと皮肉な感じがしてまた………ロベピ自身も自分が何をしているのかよく分からなくなってきている感じが最高……あの幻惑のシーン恐ろしくて好きだ………お前だー!って指を差されるの好きです……(そんなシーン本当にあったかな?)

見る回数を重ねる毎にダントンの明るさに本当に救われるというかあの作品の中でダントンだけが必死に道化役を演じているような役回りで彼がいてくれる事でこのお芝居は凄く救われるなぁと思ってしまうような…ダントンの処刑シーンの後から本当に話が一気に重くなっていく気がするし、まあ1番盛り上がるとこだなぁと思います……ダントン好きだなぁ………サンジュスト推してると物凄く冷たい目で見られている印象しかないし、ジロンド派にも声が大きいだけ、って言われるけど違うんだ!あいつがいるから何とかなってた事めちゃくちゃあるだろーー!!!やっぱり理想だけではうまくいかないところのバランサーみたいな役割だったのかなという感じがして……汚い部分を全部背負っていたのは良くないけど……これは喧嘩だ、で全部片付けるのあまりに潔くて格好いい…

ダントンロベピのデュエットとかダントンデムラーンとか凄く好きです…みんなで歌う革命の歌……いつからかみんなで歌えなくなるのか……ロベピの理想って本当に願いみたいな凄く純粋な気持ちだったんだろうなって思うんだけどその願いを叶えたいと思ったのはマリー=アンヌが居てこそ、というかマリー=アンヌに語った夢物語をマリー=アンヌの為にも実現させたかったのかな〜と愛のために世界を変える…………そういう事???

2人の行く道が決して交わる事のないエンドは悲しいからとても好き…ひかりふる路を行けるのだからみたいな………

誰か布教エントリを書いてください!!!!!!結局のところ私は好きだけど好みが分かれる作品でないのかな?は凄く思うので…凄くツボにハマるオタクもいれば全然話についていけない人もいる………

東京公演のチケットください!!!!!

 

 

雪組・ひかりふる路〜革命家マクシミリアン・ロべスピエール〜が単純に好きだという話

宝塚は1回までね、というマイルールを破って当日券チャレンジで2回目のフランス革命見てきました。2回目でもっとみたくなるか、これで満足するかだいたい決まる。

もしかしたらもう満足するかもしれないし〜と思って見たら……やっぱりもっと見たいから通える限りは通いたいなと思いました………………まだ舞台写真売られてなかったから欲しいし……もう1回行きたいもう1回…

前回記事 

stargazer9.hatenadiary.com

 

1度目の時から朝美絢さんのサン=ジュストがすごくツボ…目が離せない…状態で、月組から組み替えされて唯一お名前を顔が一致する方だから〜って何となく見ていたらサン=ジュストが好きすぎて史実の彼の事を知りたいと思いこんな本を買いました

物語 フランス革命|新書|中央公論新社

ロベスピエールの名前がよく出てくるほかルイ16世に対しての評価の高さ、”物語”というだけあってかなり読みやすいです。この本で挙げられている参考文献も気になるところ。

2度目のひかりふる道を経た感想としては

ジャコバン派は革命急進派・ジロンド派は穏健派という知識のあるなしによっても見え方が変わるのである程度のフランス革命知識は必要(なくてもいいと思うけどあった方が話について行きやすい)

ロベスピエールはあまりに潔癖すぎた

ダントンがロベスピエールの潔癖すぎる振る舞いのフォローのために裏で動き回っていたがそれを内緒にしていたがためにロベスピエール・ダントンに亀裂が生まれた。

サン=ジュストロベスピエールの熱烈な信奉者のあまりロベスピエールの理想を叶えるためだけに動きそれを邪魔すると思われる者を排除していった、反ロベスピエール派から見ればサン=ジュストロベスピエールを失脚させるために利用できる

マリー=アンヌがロベスピエールを愛しているけど殺したいという様なセリフがあるけれどこのお話は二項対立の話でもあるのではないか。愛と憎しみ、現実と理想、相反するふたつのもの、のお話

サン=ジュストの純粋なる狂気

などなどうまく感想にまとめたいけどまとめられるのかこれからぼちぼち考えようみたいな事をあれこれ思ったのでフランス革命の勉強しつつ次回に備えます……

サン=ジュストロベスピエールだけに向ける笑顔とか、ロベスピエールの理想の話をにこにこしながらうんうん頷いてるところとか、処刑を指示する時のあまりに冷徹な表情とかダントンを弾劾する時の表情とか見てください…何あの人こわい…あまりに純粋にロベスピエールに貢献したいと思っているところが怖い。

サン=ジュストが革命の大天使・死の天使長と呼ばれていたのは本当に史実の事なんだけどあまりに無邪気に処刑を執行する姿はまさに天使だしもうあまりにもあの表情の良さってなるので見てくださいあまりにもロベスピエールしか見えてないけどロベスピエールの心が壊れてしまった事にも気づかずにロベスピエールを讃える事だけに心を尽くすあまりにも純粋な狂気…最高…

ルイ16世を処刑する時のサン=ジュストの初めての演説が最高なので聞いて…あれちゃんと史実通りの歌詞になっていて国王である事が罪なのだ!にうわあってなる。

サン=ジュストわんこみたいで可愛いんですよロベピにだけは…ロベピにだけは…ロベピだけに見せるあの笑顔…その他の人間を見る時との温度差がすごい

ロベスピエールは”理想”を掲げてその理想のためになりふり構わない、そのブレーキ役として働いていたダントン、デムラーンを失ってロベスピエールはただひたすら突き進むしかなかった。ダントンは1度辞職してから、ロベスピエールを説得するために呼び戻されて2度ロベスピエールを説得する機会があったんだけど聞き入れてもらえずそればかりか2度目は処刑されてしまう。

ジョルジュは親友だと言ったロベスピエールが親友よりも理想の実現を取ってしまった事が悲劇だなとおもうんだけど理想を実現させたいと思った動機というか強硬な態度を取ってでも、と思ったのはマリー=アンヌが居たからという風にも見えて全くマリー=アンヌは史実の人じゃないからこれは全く創作だけれどそこらへんのロベスピエールの人物像の作り方が面白いな〜と…

ダントンって何も考えていない様な単純な奴に見えるからジロンド派からダントン評があいつは声がでかいだけ〜と言われるけれど本当に快活で豪快なんだけどだから繊細で臆病とも言えるロベピとの対比になる…でも実は冷静に対処できる男…国内の内乱を喧嘩だって片付けようとする、全く死を恐れないところも格好いいなと思うし本当に友達想いでもあるいいやつなんだ……ロベピとダントンは同じ夢を見つつ背中合わせでお互いを補っていた感じがして半身を失ってしまったがために革命は失敗した様な気もして…まあ実際のところどうなのかはわからないけど

あと女性陣がめちゃくちゃ格好いいんですけど実際フランス革命で女性の革命家が活躍した事は史実なので戦う女性あまりにも格好良い

簡潔にダイマが出来ないんですけどあまりにツボすぎて好きすぎるのでひかりふる路…趣味が合いそうな人は見てください…はまらない人もいると思うのでどうやって勧めていいかわからない…

すーぱーぼいじゃーは麻薬ソングなので1度聞くと抜け出せなくなりますあの水兵さんみたいな衣装も振りも可愛い〜〜すーぱーぼいじゃ〜〜〜!!!!!

www.youtube.com

この通販番組の様な振り付け動画で真ん中で振り付けを教えてくださってるのがサン=ジュスト役の朝美絢さんです…天使…………

 

とりあえず動画を貼っておいた方が宣伝になるかもしれないので

www.youtube.com

 

www.youtube.com

アダムスファミリーについて

KAAT公演ぶりのアダムスファミリー大阪公演初日をマチネ・ソワレで観てきました。改めて見て色々考えた事を書いておく。ハッピーなお話で清々しく楽しかったな〜って帰れるお芝居ではあるんだけどひとつひとつの台詞に実はハッとさせられる事が多かったなぁって改めて見て気づいたり、"家族について"だったりそれこそ"愛"についてだったりあれこれと考えてしまった。

 

"普通"のバイネッケ家

まず"普通"っていう概念がなんなのって話だけど標準的な家族の幸せを描こうとしてちっとも幸せじゃなかった、ってなるのがこの家族だと思っているんだけどアリスは結婚を待ち、妊娠を待ち、夫の帰りを待つ、(ルーカスは)私が育てたんです!と言うけど普通というか標準的な幸せを求め続けてちっとも幸せじゃなかったって話なのかなって思ったり。普通は幸せじゃないし幸せは"普通"じゃなくても良いとか。普通を求めるから幸せじゃなくなってしまうんじゃないかみたいな。普通じゃない家族を知って普通じゃなくてもいい幸せを知ったんじゃないかなと思う。普通である事が幸せじゃなくて幸せは幸せだと思える事が幸せだ、みたいな

 

ウェンズデーの結婚

恋をして浮かれポンチ(失礼)だけど結婚に対して迷いがあるウェンズデーちゃん、"祝福されて結婚したい"は家族に背中を押してもらいたい気持ちもあったのかなって、ルーカスの事は好きで浮かれているけれど"結婚"となると話は別で指輪を嵌められないのも迷う気持ち故なのでは?と思うし隠し事をされて怒るママに対して反発する気持ちから駆け落ちしようとするけどあくまで"衝動的"で反発な気持ちが強く出ただけじゃないかなって精神分析はやめて!って言うけどそこで本当にこれで良いの?って尋ねてくれるルーカスは良い子だし本当に良いひとを捕まえたな!って言いたくなる。ルーカスはウェンズデーちゃんの迷う気持ちを察していたんだな〜そこで突っ走って駆け落ちしよう!って言わないところにウェンズデーちゃんはイライラしちゃうけど本当に良いカップルだなと思います幸せになってくれ

 

アダムス家とバイネッケ家

お互いがお互いに合わせようとしてはいるけどハナから分かり合えない"普通"と"常識的じゃない"としてお互いにレッテルを貼って分かり合おうとしないから分かり合えないんじゃないかって。普通という決めつけ(結局何が普通なのかってなるけど)"常識的"であるべきだと囚われている事とか。相手の事を決めつけている云々はまあどんな関係でもそうだなって思わせられるところもあり結局分かり合えない事もあるんだけどアダムスファミリーはそこが丸く収まるから本当に素敵なファンタジーなんだよなという気がするし"フィクション"であるが故に顧みる事も多いという気づき。

 

劇中にやたらと”死”のワードが出てくる。死は近くにあるとか、ウェンズデーちゃんは死んだ貴方も好きだからとルーカスに言う、アダムスファミリーは死んでてても生きてても家族は家族だという。メメント・モリだなと思うんだけど”死”について近くにあっても積極的に触れようとしない話題だと思っていてアダムスファミリーの死生観みたいな事なのか、”お化け家族”だからか。ウェンズデーちゃんはルーカスに向かってボウガンの矢を向けて”覚悟”を試そうとして死んだ貴方も好きだから、っていうんだけど結局貴方を殺しちゃうところだった!ってやっぱり生きてるルーカスが好きなんじゃないかとかルーカスは死んだとしても最後に

見たのは君だって事になるっていう相変わらずの浮かれポンチだし、愛を証明するために命を掛けてくれた事に対してウェンズデーちゃんはルーカスと結婚する意思を固めるんだけど”愛”とは相手のために命を投げ出せる事でもあるのかなと思うと愛と死の表裏一体感が面白いな〜とか。あと死者の祭りとかもあるし冥婚という文化はとか関係ない話

全然関係ないけど愛と死といえばエリザの愛と死の輪舞曲なのでやっぱり欧米の死生観において愛と死というのは何か決まり文句ってなっているのか?教会で誓う結婚の言葉も死が2人を分かつまで、で愛を引き離すのが”死”だけだという事になっている様な。

ルーカスもウェンズデーちゃんのために命を失っても惜しくないと思えた時にまた改めてウェンズデーちゃんへの愛を実感するのかなとか。その一瞬、命を失っても構わないと思えた、この命が失われてしまう事を怖いと思った、事でお互いがお互いへの愛を確認し合うとか

 

色々と印象的な台詞が多くてふっと引っかかるとそれについてじっと考えたくなる様な普通にただ楽しめるお芝居でもあるんだけど愛について、死について、人との関係について、家族について考えてみたくなるお話だったなと改めて思ったというアダムスファミリーについての個人的なメモ。

雪組・ひかりふる路〜革命家マクシミリアン・ロべスピエール〜

kageki.hankyu.co.jp

1789・スカピンとロベスピエールが出てくる演目をいくつか見ていてとうとうロベピエ主演作か〜!面白そうだし行ってみるか〜!雪組も初めて見るし月組から組み替えされた朝美絢さん好きだしという単純な理由で見に行ったらすごく好きなタイプのお話だったので1789・スカピンを見てロベピ気になるなと思った方には是非見て欲しい…革命を起こし恐怖政治を行なったロベスピエールの目指した理想とはみたいなお話です。ちなみにロベピはマクシムと呼ばれてるらしいですがロベピと呼んでいます。

ポスター撮り忘れたのでロビーのフランスカラーのお花の写真

f:id:a9azzzzz:20171119221533j:image

 

 

と言うことでネタバレ

とりあえずめちゃくちゃ泣いたのでちょっと顔がべしゃべしゃになるくらい泣いたので全く覚悟してなかったのでびっくりした…ロベピが革命の理想に燃える若者みたいな青春ものなのでは?と事前に予想を立てていたけれど青春というよりはロベピが理想を追い求めて孤独になっていくお話だった。孤独になったロベピは自らを振り返り粛清されるべきは私だと覚悟を決めてロベピ処刑エンド。

ロベピ処刑エンド…ロベピひかりふる路とは処刑台へと続く路だったのか……???と思うくらいには鬱エンドだな〜と思ったけどこういう話大好きなので…あとロベピは親友を失い、恋人を失ってしまったけど最後には恋人と和解できたので魂だけは救われたみたいな感じがとても好きだし、自分で死を選べたロベピは幸せだったと思うという自分で死を選べる主人公ハッピーエンド教です。

ひかりふる路は自由・平等を求めたロベピが見た理想の世界、という事かな。今では当たり前にある権利だけどそれを勝ち取るために戦った人は、というお話だと考えると…劇中にも権利〜とか平等の話が出てきてさすが人権宣言の国という気がするフランス万歳。

まず革命が成功して国王を処刑するシーンから始まる国王を処刑するなんて国際社会が許さないぞ〜のシーンから国王を裁判にかける処刑の流れからの、ラストシーンでロベピが裁判にかけられる、牢獄に入れられる、処刑の流れにしていて最初と最後が同じ様なシーンで終わるの最高だなってなりました。ロベピは恐怖政治というか独裁者的なイメージもあって、かつての革命仲間をどんどんギロチン台送りにしたとか反革命派を片っ端から処刑したとか。このお話ではロベピは恐怖政治を行いたかった訳ではなくて理想を追い求め続けて"政治"を行うよりも理想を実家させようとして独裁になってしまった、という感じ。結果論、あと周りが盛り立てているというかロベピの信奉者サンジュストがロベピをトップにしたくてしょうがないという気持ちを反革命派に利用されたりしていたけどサン=ジュストはそれで良かったんだろうな…革命を支持しているというよりロベピに心酔している。ロベピがトップに立って権力を握るべきだし、ロベピの理想を実現させる事が望みを叶える事だけが自分のすべき事だと思っている感じ。

このサン=ジュストのロベピに心酔しているという表情とロベピが権力を握るたびに、にやって嬉しそうに悪そうな顔で笑うの本当に好きで。うっかりサン=ジュストを追う人になってしまった。

ヒロインが主役を殺そうとするお話は中々珍しいのでは?と思うくらいマリー=アンヌはロベピの命を狙っているし、愛してしまったけれど恐怖政治を始めたロベピにまた大切な人たちを奪われてロベピを殺害しようとする。最初はロベピの掲げた理想に希望を見たけど恐怖政治を始めてしまったロベピには絶望した、でも愛しているというのが良かった…愛しているから結局殺せなかった。

二人が監獄で再び再会するけどお互いへの気持ちを確かめ合ったあとでこんな風に出会っていなければ、とifの話をするんだけどこんな風に出会わなければ出会えてなかったというのもまた良い…結局2人でいる幸せな世界を想像する事さえ許されない2人。悲恋だなという気もするしこんな風に主演とヒロインが全く幸せになれなくていいのか???お披露目公演ぞ…???と思ったけど個人的にすごく好みなお話だったので本当に良かったもう1回見たい…

処刑、はもちろんギロチンなんだけどそのギロチンで処刑されたという演出も面白かった〜最初からばっさり舞台の上に斜めの線が入っているのだけど。

デムラーン役の沙央くらまさんがこの公演を持って退団されるという事が寂しい…くらまさんのデムラーンはふわふわした優しい感じのダントンとロベピの間にふんわりいる感じがして好き…

孤児として育って、革命を共にする仲間が出来て、革命を起こした後にまた孤独になっていくロベピに感情移入して泣いてしまったけど本当に革命の理想のためにボロボロになっていくロベピが見ていられなかったしとても好きだった…ロベピは革命そのものだったけど革命を終わらせる事が出来なかった、自分の死を持って革命を終わらせた。革命はロベピの死を持って終わってしまったかもしれないけどロベピの理想の精神の部分みたいなところはなくならずに人々の心に残ったのかなと思うと本当にロベピが愛おしくて、ってなるくらい本当に良い作品だったのでぜひ見て欲しい…私もまた見たい…

宝塚に見目の麗しいイケメンと美女を見に行ってるみたいな気持ちでいるのでこんなに好みのお話をぶつけられると思わなくて本当にぶん殴られた様な気持ちで本当に良かった……………………

SUPER VOYAGERの話もちょこっとだけ。

f:id:a9azzzzz:20171119221547j:image

すごく愛を感じるレビューだなと思ってこっちもとても良かった。すごく愛を感じた……SUPER VOYAGERで客席降りがあるけど2階席まで上がってきてくれるので2階席でもぜひぽんぽん片手に!あとえぐざいる系の曲を歌い踊る朝美さんが2階席〜〜〜〜〜!!!!!って煽ってきたので死にそうでした。