I was stage gazer

星を追う

Take me out 2018

再演の報を聞いてどうしても見たいと思いつつなかなか都合が合わない&踏ん切りがつかないままチケット手配を怠っていたら当日券チャレンジしかない状況になり、体調との兼ね合いでやっぱり行かなくてもいいかなと思いつつ見たら見たでやっぱり見てよかったーーーー!!ってなる作品でした。

でもこの作品について語ることは難しくてというか自分の内面についての部分に触れざるを得ない作品だなと思うのであまり客観的になれずに目の前に鏡を突き付けてられているような気分だった。

初演からかなり変更が加わっていて分かりやすくなった部分と、初見でついていけるかな?って不安になった部分があって再演のほうがとても救いがあるラストだったし、ダレンが自分の事を告白する部分は初演のほうが分かりやすかったな~と。ここでまずみんなついていってる??って不安になった。

でも全体的には再演のほうが分かりやすさがあるんじゃないかなと思ったような。

初演も再演も1回きりなので記憶があいまいだしかなり主観的になるんだけど見た人と色々話をしていて思ったのはキッピーの”善性”とデイビーの”善性”の話だったり、シェーンの与えられなさとか、カワバタの野球しかないみたいな発言だったり、ダレンの告白によってみんな己の被っていた皮をはがされた様な状態になると思ってるんだけど、そのなかでいかに傷つけあわずにいられるか、みたいな。ひた隠しにしていたかった部分をむきだしに晒してそれでも強くあるダレンが恐ろしくてとても怖い。

ダレンの正しさみたいな部分がみんな怖いんじゃないかと思っているというかわたしはみんなシェーンみたいな態度になってもおかしくないと思っていて、自分が”差別”をしない人間だという振る舞いをすることがとても怖い。

キッピーは自分の善性を信じていてそれを周りにも求める、”善く”あろうとする人間で、デイビーは神から与えられた善性を信じていて神から与えられた善性から外れる事を善としない、シェーンはそもそも”善”とすることが分からない、それでも自分の振る舞いが世間一般から正しいとされる事ではないと気づいている、ダレンは自分が神であるし、信じているのは自分だけ、メイソンはダレンによって”善”を肯定されたと思っている。という個人的な視点から見ていてわたしはシェーンの立場のような人間なのでダレンがとても怖い。

ぼくたちは”楽園”を失った、の”楽園”は決して楽園ではないというか楽園というイメージの場所だと思っているし”Take me out"、わたしを連れ出してくれるにもぼんやりと考えると思うところはあって明確に解釈してこうだと思う、みたいな答えがある作品ではないのかなと思うしこの作品を見てぼんやり自分を顧みてあれこれ話したり考えたりする事がこの作品を見た上で大切な事なのかなと思ったり。

表面的に分かりやすい違いだけじゃなくて、人はそれぞれ理解しあえなさを抱えて生きているんだなというか多様性を多様性のまま排除するでもなく”理解”しようとするでもなくその先にあるものって何なのかまだよくわからないし、ダレンもデイビーもキッピーもシェーンもカワバタもメイソンも己を殺さず生きられる”楽園”はどこにもないと思っているけれどそれでも再演においてこのお話にはとても救いがあるなぁと思った。

翻訳モノの抱える難しさはありつつもこの作品は本当にお芝居としても凄く好きであのセリフ量でたま挫折しそうになりつつもちゃんと拾い上げてくれる良作だなーと思っていて、本当に大好きな作品なので映像に残してくれるのが嬉しいけど映像に残るということは映像に残った分の公演がこの作品の唯一のものになってしまうのがちょっと寂しい。お芝居は生もので毎日見るごとにちがって映像に残らないからこそそれぞれの見たものを唯一として語れる良さがあると思っていて、映像に残るとその日のお芝居が唯一として残るのがすこし複雑な気分で、という余談。

StarMacineProject・世界宙がえり

最近タカラヅカにかまけているのでもっとタカラヅカ以外のものも見なくてはと危機感を覚えて行ってきました。

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赤星さん*1可愛い。


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一人芝居というよりは本当に一人パフォーマンス。一応出演者は他にもいるけどほとんどゲスト扱いなので、全編映像を使ったパフォーマンスでその使用している映像も脚本も演出も全部赤星さん作というオール赤星さん。

お話自体はすごくキャッチーで、不思議の国の赤星さん、っていう感じで朝遅刻しそうとか穴に落ちてしまって不思議な生き物に出会うとか自分の影と戦うとか、かたつむりに勝負を挑まれるとか、かたつむりに飲み込まれるとか、かたつむりの胃の中で全ての真相が明らかになる、元の世界へ帰るエンド。

お話自体もキャッチーで分かりやすいしでも幻想世界っぽい美しさもあり、何より赤星さんが可愛い(大事なことなので)赤星さんの一人芝居を以前に映像で見たことあって(一人芝居というよりパフォーマンスっぽくもあったけど)舞台の上にたった一人なのに飽きさせないというかすごく目を惹きつける魅力のある人だなと思ったんだけどやっぱり生で見てもすごく魅力的な人だなーと改めて思った。

一人芝居自体も好きだし、やっぱり一人で劇場の空間をすべて支配してしまえる人って好きだなと思った。何役も演じる一人芝居もあるけど今回はずっと赤星さんは赤星さんで周りの世界に翻弄されるだけなんだけど可愛かったのでずっと見てられる。

自分の魅せ方をすごくわかってる人がやっぱり好きだなーと再確認したし、また10月にも公演があるらしいので見に行きたい。

*1:赤星マサノリさん。初演TRUMPのクラウス・アレン。赤×坂というユニットもやっている。身体能力がめちゃくちゃ高くて何より可愛い関西小劇場のアイドル(勝手に思ってる)

虚構の劇団 / もうひとつの地球の歩き方

最近タカラヅカばっかり見てるな…と思って(TENTHはノーカンにされてる)小劇場のストプレを久々に。

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生きることに挫けたら、今ある地球を捨てて、もうひとつの地球を歩こう。
もうひとつの地球は過去にしかないのか。
それともネットの中なのか。あなたと私の記憶の中なのか。
それとも、どこかの未来なのか。

これは、記憶とシンギュラリティと天草四郎の物語

虚構の劇団 | 第13回公演『もうひとつの地球の歩き方〜How to walk on another Earth.〜』

最近話題になった小劇場の分かりにくいあらすじ!

シンギュラリティとは

その意味では、シンギュラリティを「AIが人間の知能を超えるポインaト」とする解釈も、そう大きく間違っているわけではありません。

あらすじを説明しないと分かりにくいけどあらすじがとても説明しにくいこの作品、

AIの天草四郎を開発している社員が事故に遭い記憶喪失に、と思いきや実は事故にあったショックで天草四郎の魂が取り憑いてしまっていて自らを天草四郎と名乗り、弱き人々を助けるための行動を開始する、そこに天草四郎役のオーディションを受けようとしている俳優が自分も天草四郎であると名乗りでて……

AI研究と生きづらさを抱える人たちの話みたいな事だった気がしている。

虚構の劇団は2016年の天使は瞳を閉じて以来(もう2年近く前!)劇団員の皆さまはちょこちょこ別のとこで拝見していて久しぶりに劇団で揃っているのを見ました。鴻上さんも久しぶりに見ました。虚構の劇団に行くともれなく鴻上さんからパンフを買えます。

シンギュラリティとか人工知能とかいう言葉がポンポン飛び交って新聞の投書欄の見出し(いじめ、ブラック企業、待機児童)を見せられているようなどこに救いを求めていいのかわからないみたいな結局のところ信じれば救われるって事はないんじゃないか現代人にはみたいな事を思った。

天草四郎は結局のところ史実でも架空の存在なんじゃないかと思ってしまったけれど、信じたい救われたいものがその先に作り上げる理想の姿。そういうものをうまく作り上げられなくなってしまったのかなみたいな事を感じたり。

中盤あたりの天草四郎に救いを求める人たちのくだりがコミカルなのにしんどくて新聞の投書欄の見出し、本当に毎日ああいう文字を見かける気がする。生きづらい世の中でどう生きればいいのか悩む人たち。自分もそういう人の中に含まれるのでは?と思うけれど。

どうやって終わらせるのかな〜と中盤から思っていたけれどそういう終わり方なのか〜って言うのも(記憶を取り戻す、元サヤに収まる)このお話から自分が読み取れたものを反芻するにもなんだか難しいな〜…

劇団員の皆さまの絡みというか小野川さん秋元くんがカップルなのあぁ〜ってなっちゃうし(赫い月を思い出す)、みっちーさんとひかりさんがニコイチなのも可愛くてニコニコしちゃう(天使は瞳を閉じてでもニコイチな役だった)

天草四郎の説明パートを天草四郎を演じるために勉強中の役者(みっちーさん)に説明するマネージャー(ひかりさん)というのも無理がなく天草四郎の説明を入れるパートとしてうまいなぁと思った。

 天草四郎について作中でだいぶ解説されるのでにわかに天草四郎に詳しくなるし、天草四郎とは虚像だったのではないかという気持ちになった。色んな人がイメージする天草四郎がいるけれど本当の天草四郎はいない、革命期というか世の中を変えようとした時にそういう心の拠り所となる虚像にすがる事が必要になるのかなとか。それは宗教みたいな事でもあるなと思った。

とりあえず色んな要素がこんがらがって紐解いていくのも難しい感じ。

AIにどれだけ知識を与えても人間らしくならないのはAIが恐怖を感じないからだという話が面白かったしAIは神を越えようとしている主義を持つ新興宗教団体がAIプログラムを破壊しにくるのもなんだかテロ行為みたいなあれの喩えなのかなとか思ったり。そういう細かい部分を紐解くと面白いのかなと思いつつ私には分かりやすく引っかからなかったかなというのが正直なところ。

観る作品と受け入れる自分の精神状態とかそういううまくかみ合わないんだろうなっていう部分があると残念だからもうちょっとフラットな気持ちで見たい…

 

 

 

 

TENTH第3週 天使はこの森でバスを降りた

とうとうTENTHも第3週〜!クリエお祭り月間もそろそろ終盤という事で一足お先にマイ楽を迎えてきました。

 

天使はこの森でバスを降りた

有名な映画があるという事でハートフルなヒューマンドラマなんだろうなって泣かせにくるやつなんだろうな〜そういうの苦手なんだよね〜という先入観がめちゃくちゃあり…今回見るダイジェスト作品の中でも1番苦手なタイプの作品かもしれないなぁと思って蓋を開けて見たら凄く良かった…すぐ泣かせにくるお話だと決めつけてごめんなさい。ダイジェスト版で作品それぞれに作品の持つパワーを感じつつどうしてもダイジェストでやる事の難しさを感じてしまっていたけれどダイジェスト版の演出としても1番好きな作品でした。再演して。

shiningを歌う深い森の中がすごく美しくてクリエのサイズ感だから出来る演出で本当に良かった。

TENTHでダイジェスト版を上演した3作品がそれぞれ"家族"とか"マイノリティ"を扱った作品でクリエのホーム感とこういう作品はクリエででしか出来ないって言うこだわりを感じたので本当に再演を望む…

1番初めに行ったクリエはRENTの前に行っておこうと思って急に行った"SONG WRITTERS"だったり"RENT"で何度かお邪魔していたりここ2年観劇始めはクリエから〜なので思い出のいっぱいある劇場になっていて、シアタークリエ10周年おめでとうございます!最近お向かいの劇場に行く事も増えたのでまたシアタークリエにも気軽に来れちゃうね!の気持ちです。これからもクリエで見たいって思う作品がたくさんありますように〜!

 

2部

RENTとZANNAの週ですね!!RENTは歴代キャストのドリームキャスト感がある。上演当時には見られない組み合わせ。諸事情で(向かいの劇場に行く予定があって)ZANNAの1曲目を聞いて離脱せねばだったのでほとんどRENTコンみたいな感じで見てしまって…申し訳ない…。

藤岡ロジャーを初めて拝見したんだけどすごく意志の強い正しさのあるロジャーだなあという印象でとても新鮮だった。引きこもりなのか?という強さ、自分の意思で引きこもってるんだろうな…。言葉のアクセントの置き方の強さみたいなのも感じた。村井マークとの掛け合いのあるwhat you own もソニンミミとのぶつかり合うanother dayもジェニミミとのwith out you は本当に切なくて良かった…

本当に何にも代え難いくらいに村井さんのマーク、が存在としてすごく大きいなぁというのも感じて、きっとこの先村井マークを見られる事がないのかもしれないみたいな感傷的な気持ちになってしまったけれど、村井マークにもう1度会えて嬉しかった。これ以上観るとあの夏から帰って来られない気持ちになるくらい1度でも色んな感情が込み上げてきてしまったから私のTENTHは終わりました。

久しぶりに家族に会えて嬉しくてはしゃぐ弟(末っ子ではない)みたいな村井さんがめちゃくちゃ可愛いかった…RENTはファミリー。お姉ちゃんたちに遊んでもらいたそうだった(ジェニファーさんに無駄に絡む)

まだTENTH自体は31日まで上演があるので最後までクリエのお祭り騒ぎを出演される皆様も観劇される皆さんも楽しめますように〜!

幸あれ〜!(1週目の新納さんを2週目の伊礼さん、3週目の村井さんが引き継いでいるのが面白い)

TENTH 第2週〜ニューブレイン

早いものでTENTHももう2週目が終わって3週目が明日からですね……早いTENTHを見に行ったつもりがひかりふる路を見てTENTH見てひかりふる路見てたのでどっちがメインか分かりません…ひかりふる路の話はもうまともにできないのでしません。

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ニューブレイン

あらかじめサントラを借りて予習していたけどその時の印象が子供番組??脳の腫瘍??ゲイカップル??だったのが見た後は蛙??お母さん??看護師??ホームレス??神父??という感じでした。全く分かってない。というかニューブレインについての印象がこのキャストをよく揃えたなと思うくらいの濃厚すぎるキャスティング…歌もお芝居もダイジェスト版でかなり省略されていて読み取れるのはニュアンスくらい、に突っ込まれるこのキャスト濃ゆい濃ゆすぎる…このキャストを揃えられるクリエ10周年すごいなって感じでした。いや本当お歌が最高でした…ストーリーよくわかんなかったけどって感じ…脳に腫瘍ができて手術することになって恋人との事だったり、仕事の事だったり、家族の事だったり色々考えたり悩んだりするシーンがある事はわかるけれどどうしても!尺が!足りません!そして挟まれるカエルみたいな…輪郭が上手くつかめない感じダイジェスト版ではもったいないこのキャスト揃えたんだからちゃんと上演して欲しい…あまりにも駆け足…

 

第2部

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セトリはGOLD,アンナカレーニナ,ブラッドブラザーズ,天使はこの森でバスを降りた,YGCBからそれぞれ。

天使はこのバスで〜は3週目の先取り出し藤岡さんが参加されないそうなので聞けて良かったな〜!なんていうか柔らかくて清々しくなるようなそんな印象の曲だったかなぁと。作品自体の雰囲気もそんな感じなのかな。

YGCBは16日と曲を変えてきたらしくてKITEも聞きたかったけど精神分析になっていたようで。YGCBキャストってもしかしてTENTHでるキャストの中でも若いチーム??もしかして最年少がいる??(田野ちゃんさん)周りのお兄さんお姉さん達から大変可愛がられているというか8~6歳の子供達でもあるし、大人に囲まれて柔らかい雰囲気を出していたのとか大人達がにこにこと見守っている感じが凄く新鮮だった。YGCBの世界には大人が存在しないので。大人に囲まれるとこんな感じなんだな?っていう。YGCBキャストの子供感もさらに際立つわけで、とても良かった。

TENTH 第1週 Next to Normal

観劇始めはクリエから〜

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初日がどうしても取れなかった! 

1幕 Next to Normal

かなり予習して曲を聞き込んででもネタバレは回避して見てくれという初演を観た方からのアドバイスにより曲は知ってるけどストーリーはほぼ知らない状態で見たらこれはめっちゃこねくり回したいタイプのお話なのでダイジェストじゃなくてちゃんとフルサイズで見たい…

遠くにあるようで身近なお話というか身につまされるなぁというか、"家族"である事って実は何も保証されてないというか実はとても難しくてみんなそれぞれ何かを抱えて無理して笑っていつか綻びが出て来ちゃうというか、変わったお話じゃなくてどこにでも実はある事なのかなぁって、Next to Normalは普通の隣で生きていく、普通じゃなくてもいいって事だと思うんだけど普通とか幸せとかって無理して維持しなければならないものでもないし、みたいな。この家族だけだと本当つらくて行き場がなく感じるんだけどヘンリーの存在が救いで、と言う気持ちだった。ヘンリーはナタリーに君は四角、僕はカーブって言うけれど(多分)柔軟に生きれる事をナタリーに教えてくれる"完璧"じゃなくても良いんだって愛されて良いんだって教えてくれる…天使だ…(最近の頻出ワード)

幸せな人は何も考えていない、分かっていないだけとか悲しさは忘れるのではなく共に歩いて行かなければいけないとか。うんうんってなりながら見るやつだったし、ナタリーが大好きヘンリーが可愛くてナタリーを抱きしめる時の愛おしさに溢れる感じがとても好き。君のために何かしてあげたい、出来ることはない?ってマリファナ勧めて来たり、何もできないって困った顔するのがすごく可愛い。RENTみたいな作品と言われるらしいけどラストのshineとかまさにSeasons of love みたいだったしヘンリーはエンジェルの様な存在なのかなと思った。愛で包み込んでくれる人だった。ジャズが好きなヘンリーがマリファナ吸ってモーツァルト弾けって?ってナタリーに言われていいねぇ!(いい考えだねみたいな感じ)って言うのがすごく好き。

海宝さんのゲイブがむちゃくちゃ怖かったんだけどゲイブ=抑圧された意識みたいな事だから"怖い"ではなくそこに当たり前の様にあるものとして受け入れなければいけないというか決して怖いものとしての扱いをブロードウェイ版ではしてないらしく(あと初演の小西さん辛源さんも)ここら辺の解釈をもうちょっと掘り下げたいなぁというか私が"怖い"と思ってしまったものが果たしてなんなのかみたいな。欧米における精神病、の話も色々関わってくるらしいけど(日本よりももっとカウンセリングとかがカジュアルに存在する文化)

海宝さんのお歌の圧が凄いというかクリエで聞くサイズ感じゃないというかそういう異質さもゲイブなのかなぁと思ったり。

日本での初演はBW版の演出に合わせたのかなぁという演出は見えた(舞台写真から)んだけどダイジェスト版はかなりそこから改変があったな?と思うし、大きい目が出てくる演出がすごく怖かった

村井さんの役解釈がいつも好きだなぁと思うんだけど何よりヘンリーが凄く好きだって気持ちで演じているのかなという風に受け取ってしまって演じる役に対する愛情はどんな役でももちろんあると思うんだけだ何よりこの役やってて凄く楽しいんだろうな?とか凄く好きなんだろうな?って言うのが伝わってきて何よりそれが良いなと思ってしまった。もちろん作品としても面白いなと思うけどあくまでダイジェスト版でどうしても伝わりにくいことがあるなという印象で。フルサイズで上演してほしいな…村井さんのヘンリーと村川さんのナタリーのカップルにひたすら萌えるしかないから…君にとってのパーフェクトになれるヘンリーくんよ…

 

  ニ幕

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ショー!って言うからどんな感じなのかな?と思ったらMC挟みつつゆるっとしたり歌が始まると踊ったりここでしか聞けない曲!とか作品上演当時の裏話とかも聞けて面白かった。

ジャージーボーイズが格好良くて再演見に行きたくなった良い宣伝ですね!?(笑)

見たことない作品だけとウエディングシンガーの彩吹さんのおみ足が美しかったり新納さんの女装とか楽しかった!MCが緩すぎてかなり時間が押しちゃうのはあるけど本当あっきーさんのおしゃべりはゆるゆるだし伊礼さんと新納さんはアウトな事狙って喋るの面白いし武田さんのブラッドブラザーズ裏話とか1幕のN2Nを吹っ飛ばす内容で面白くて、2週目からは村井さんがニ幕に出るからどんな感じになるのかワクワクする!

あっきーさんのサパータイムはやっぱり最高だしこの曲はやっぱりショーで映えるなぁと思う。

ひかりふる路についての個人的な解釈

宝塚大劇場公演千秋楽を前にして私はすでに楽日を迎えてしまったのただこねくり回してみるだけ、主に各人物について。とりあえずにわかに入れた史実での描かれ方もちょっと踏まえつつ

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ロベスピエール

史上初のテロリスト、恐怖政治(史実)

まあ随分とお姫様…(笑)ここまで庇護欲を掻き立てられるというかヒロインポジションなのはいくたせんせーの解釈…。圧倒的ヒロイン!!(言いたいだけ)

最後にフーシェがあれは本当にロベスピエールだったのか、っていう台詞の通りに途中から"ロベスピエール"という個人が見えなくなってしまう、革命そのものである”ロベスピエール”は革命の先に求められるもの(自由・平等・博愛)を与えられる人物でなければいけなかった、革命の"偶像"であり続けてしまった事が革命がうまくいかなかった事の原因なのでは、と思う。(ひかりふる路という作品の中で)

国王を処刑しても望んだ革命は達成されなかった、それどころか戦争が起きてしまう、望んでいなかった方に進んでしまった。理想のフランスを目指すために飢えも貧困も戦争も内乱も全てを解決しようとしたって多分それはロベスピエール以外でも無理なんだよね〜…

理想だけを見ているという話があるけれどそれ以上に”ロベスピエール”という革命の象徴である事が求め続けられる事が辛かった。後戻りできない、という台詞があって後悔してはいけないという存在で常に選択は正しくあらねばならない。

”正しさ”とはなにかって話になるけどそれは求められている事をするって事ではないのかと彼にとって。これから何をすればいい?ってサンジュストに尋ねる時にはもう何が何だかわからなくなっている事も。理想の果て何があったのかすらもう何も見えない。まあそういうところが好きです!あまりに幼い革命者だなというかロベピーに凄く少年味を感じる。革命者であるためには常に理想を掲げて突き進まねばならなかったのは分かる。為政者に向いていなかっただけという気がする。

ロベピーには美味しいご飯を食べさせたくてしょうがないのでダントンとの食事を粗末にするのやめてほしい。美味しいものいっぱい食べて自分の幸せを大事にして…。

 

マリー=アンヌ

圧倒的ちょろさ…(笑)いやでもそういうところが可愛いし良い子だなと思う…あまりにも可愛い暗殺者。マリー=アンヌ自体は史実には出てこないけどマラーを暗殺して暗殺の天使と呼ばれたシャルロット=コデーがイメージとしてあるのかな?と?ヒロインは暗殺の天使…ロベピーに会ってみて実際に思っていたような人物でなかったから殺せなかった、とか革命によってもたらされる事について決して悪いことばかりではないと新しい時代の行く末を見たいと思った柔軟性もある頭の良い子だと思うけど…

訴えても恐怖政治をやめてくれないロベピー→殺そうってなるのは…もともと暗殺しようとしてたけど…!思考回路が単純すぎて!!でも愛しているから殺せない馬鹿よね、っていうのは最高に可愛い。

比較として対比に見えるのはロラン夫人かな。人を使ってあれこれ謀略をする。マリー=アンヌはいつでも直球。世間知らず、みたいなところもあるんだろうなと思うけど。そんなマリー=アンヌに殺されかけるロベピの圧倒的ヒロイン感。

あとロラン夫人がお色気枠(?)なのに対して少女にも見える可憐さ…本当にロラン夫人アダルティー枠…。

 

ダントン

圧倒的リア恋枠…(笑)一人で悪役を引き受けようとするのやめてもらっていいですか??そのくせ友のピンチだ〜とかいって戻ってくるのやめてもらっていいですか??(好き)

革命家ではなく為政者としてはロベピよりもダントンの方が向いているのかなと思う。民衆から人気があったも分かる。なんでも喧嘩だ〜って言って片付けちゃう豪胆さと政治の為なら裏取引もしちゃう柔軟さというかそれが必要な事だってちゃんと分かってる。潔癖なロベピと対照的だなーと。ただ声がでかいだけだってジロンド派から評されるけどダントンにしか出来ない事ってやっぱりたくさんあって、ロベピーを止められるのはダントンだけだったんだけど…もう本当に好き…(リア恋)

ガキ大将っぽくもあるし兄貴でもある。ジャコバン派の反ロベピーたちからもからも一目置かれている。ロベピーの人としての幸せを本当に願っているところとかが本当にお兄ちゃん…好き…。理想だけではなり立たない、汚い部分を一手に引き受けようしてくれるところとか本当に”大人”だなとも思うロベピーは少年。

 

デムーラン

あまりに可愛くないですか???ふわふわで芯のあるところが本当に好き。でもあまりにも可愛くないですか???嫁(リュシル)大好きだね???嫁しっかり者でよかったね???議会に嫁呼んでるんだね???リュシルも革命家だったな?デムーランの歌う”友よ〜”は涙なしには聞けない…ロベピーを批判する新聞を出して印刷所のおやっさんが捕まってしまった時にサンジュストに思いっきり簡単に取り押さえられるところが好き。

ダントンロベピーデムーランの関係のなかでのいじられ役。ダントンが仲直りしたら3人で飯でも食おう!の時にリュシルちゃんがわたしたちは仲間はずれなの?って言った時にむーーーーっていうのが可愛すぎて本当に嫁が好きすぎるのでは???

史実ではリュシルとデムーランの子供の名付け親がロベピらしくて本当にここの関係が…あと作中でリュシルもダントン・デムーランと一緒に処刑されるけど史実ではデムーラン処刑後に処刑されるらしい。ダントンロベピーデムーランは三兄弟っていうのが凄く好きな関係…ぶつかりがちな2人をふわっと受けとめているんだなというイメージひかりふる路ではロベピーとダントンの関係が主軸として描かれているのが少し残念だけど。

 

サン=ジュスト

まあ言わずもがな天使なんですけど…革命の天使。死の天使長。(史実)

あまりに純粋。純粋なる狂気。純粋であるからこそ恐怖を覚える。ただまっすぐに理想を叶えるロベピーだけを見ていたい。ロベピーこそが革命。全肯定イエスマンってめちゃくちゃ怖いんだなという事を思い知らされました。全肯定イエスマンだから逆にロベピーがこれが本当に自分の意思でやっている事なのか迷うほどに全肯定。サン=ジュストの思い通りにロベピーを操るしているというか理想に見たロベピーでいてほしいというか。彼が革命そのものだと一声をあげるのがサン=ジュストであるし本当にそう思っているからゆえのあの感じ。

初めての演説で国王は味方か〜?国王は敵だ!と衝撃的で力強いインパクトを与える恐ろしい子…史実のサンジュストがもっとやばかったので本当に凄いなぁと…男装の麗人に間違われるくらいの見た目のよろしい方だったようでなるほどなー感が凄い。

サン=ジュストは”革命を栄光へと導く救世主”だと言うしダントンは”革命を新しい時代へと導いてきた同志”と言うのが対照的だな〜と思うんだけどダントンは同志としているのにサン=ジュストは”救世主”としている。

彼にとってロベピーは崇拝する存在であって彼の理想こそが実現されるべきもの。圧倒的同担拒否。解釈違いのダントンも受け入れられない過激派。ダントンもマリー=アンヌもロベピーの心を革命から惑わすものは全部敵…ジャコバンクラブでの若手議員たちと戯れる様子とか本当に若者らしくて可愛いのに…でも本当に美しく冷たい表情をするのが本当に最高です。ダントンが2人きりで食事をしよう〜って言った時に舌打ちのような吐き捨てる様な態度を取るのが本当に素直すぎて困る…最初からダントンは偽物だ〜って言うし一貫してるんだけど。

 

ロラン夫人

ジロンド派の女王。

た、谷間…お色気担当枠…胸元ががっつり空いてるドレスの時に注目すべきはその谷間(描いてる)中の人の事を考えてあまりに美しすぎる女性である事に頭がおいつかない………

タレーランを呼び寄せて作戦を立てさせている、から自分で動くというよりは誰かに頼るタイプなのかな〜ロラン氏にも女王の考えている事はよくわからないらしい。

史実でも放蕩な女性だったらしいけどダントンの事はあまり好きではなかったらしい…女性が議員になれない時代、にジロンド派の女王として君臨している恐ろしさ。

タレーランと絶対に大人の関係がある………絡みがえっちい……

直接的にロベピーと絡む事が全くない敵役というのも面白いな〜と思うつねに裏側にいる。史実ではきっと関わりあったと思うけども。ロナン夫人はロベピー狙って落とせなかったとか……

 

リュシル

嫁可愛い。ジョルジュを呼びましょう〜ってデムーランに助言したり、議会で傍聴していたり、女性革命家でもあったりする。本当につよくて可愛い。良い嫁。処刑の前に大胆に行こうぜ〜ってダントンとデムーランと歌う男気溢れる可愛いお嬢さん。史実ではデムーランと大恋愛を繰り広げているんだけどこの二人なら確かに、って思える説得力がある。本当可愛い(大事なことなので)

 

フーシェ

史実では風見鶏のフーシェと呼ばれている。

今一番史実が知りたいNo.1

ロベピーを姫呼ばわりするくらいはロベピーの事が実は好き(私調べ)

最後にあれは本当にロベスピエールだったのか、とショックを受けてしまうくらいにはロベピーの事が好き(私調べ)

好きな子に思うように優しくできない子なの???ガラの悪いジャコバン派、みたいなイメージもあるけどダントンには強く言えない、お酒飲んでうぇいうぇいしちゃう。しょっちゅう若い女の子に絡んでは怒られているのでおそらくモテない。お酒飲まないと女の子に声をかけられないタイプかな?頑張って(妄想です)

リヨンで娯楽代わりに処刑しちゃう。サン=ジュストからロベピーに対するポジティブな執着、なのに対して、フーシェは対照的にネガティブな執着、という感じがする。でもロベピーの事本当は好きなんでしょ??関心のない相手には執着はしないので…憧れを拗らせてロベピーの様にはなれないと知って執着しちゃうのかな…ううん史実のフーシェが気になる…俺はあいつ(ロベピー)に嫌われてるって言っちゃうとこ本当好きなんだけど多分ロベピーは博愛なので多分フーシェを嫌ってるのはサン=ジュスト

 

タレーラン

悪そう…!悪そうなおじさん…!悪役です〜という雰囲気。ジロンド派が一掃された時はどこかに身を隠していていよいよロベピーの恐怖政治に耐えきれなくなった反ロベピー派たちを集めて焚きつけるてクーデターを起こさせる裏の歴史改革者………はっきりとは表舞台には出てこないんだけど重要な役割を担っている…ロベピーの死後に表舞台に返り咲くのでしょうか?それも気になるなあ…生き残った者が時代を作る、はまさにそうなのでタレーランとかフーシェとかによってのちのロベスピエールのイメージ(恐怖政治、テロリスト)が形成されたんだろうかと思う…革命は終わらせる事ができなければその先にあるのは破滅だけだ〜とか何気に格言めいた台詞も多い民衆の心は変わりやすい〜とか。さすが激動の時代を生き抜いているだけの事はある。ロベピーの革命は人々の心を自由と平等と友愛に導いた〜って言うんだけどロベピーの目指した理想は自由・平等・博愛なので博愛の部分が”友愛”に改変されているのが気になるところ。きっとこれも意図があるんでしょうねえ…

ロラン夫人との関係について教えてほしい。(どうしても気になる)

 

ル・バ

内ポケットに何枚書類と手紙を仕込んでいるのか…伝達係で書類を用意する人…永久輝せあさんのお顔がお可愛らしい…(史実でのあれこれを知らないので完全に中の人を見ている)ダントンへのロラン夫人からの手紙もダントンの議員辞職のための書類も全部持っている…ある意味キーパーソン…ロベピーがいう”若い議員連中”の1人。サンジュストくんと仲が良い、顔が可愛い(大事な事なので)

 

オーギュスタン

ロベピーが孤児だって言うからオーギュスタンが兄さん!って言ってるの聞いてびっくりした…流石の弟くんもロベピ盲信教って感じ

 

シャルロット

孤児だって言うから(略)悪いお兄さんたちに絡まれる健気な妹…この兄弟美形ばっかりだ…!!!!

 

エレノワール

史実だとヒロインポジションなのにマリー=アンヌにヒロインポジを奪われて全く報われずに終わる…最初の頃はエレノワールが好きなんだって〜みたいな感じなのにね………

 

あとジャコバン派にもジロンド派にもお名前が分からない人たちがいるので史実を勉強します…。クートンとかかな…?

現実と理想とか神と悪魔とか対立を際立たせるというか対比というかロベピーを悪魔と言う人もいれば神だと言う人もいると言う話なのかな〜と。生き残ったものが時代を作るのだから、誰が悪いという訳でもなくそういう風に時代が変化して動いていったんだな〜とかフィクションではあるけど割と時代の流れを掴みやすかったと思う…。あとすごく史実を知りたくなった。

ロベピー・ダントン、ダントン・サン=ジュスト、マリー=アンヌ・ロラン夫人とかそれぞれが対照的に描かれているのかな〜?と考えると凄く面白いのでもうちょっとかみ砕けるともっと面白いのかなと…片手で余るくらい見てもまだまだ分からない事がいっぱいあるので…革命によって分断されてしまたまった人々とか理想を同じくしても同じ道を歩めない人たちとか本当まだまだこねくり回したい事がたくさんあるのでひかりふる路楽しいなーー!!!!!!

 

演出の好きだな〜と思うとこはストップモーション(マリー=アンヌが初めてロベピーに出会った時にロベスピエール!!!っていうとことロベピーが粛清されるべきは私だ〜で一瞬時間が止まるとこ)です。あの時の周囲の皆さんの動きが最高…。